銀河フーズ、ハム・ソーセージで「かるしお認定」商品を展開

第48回食品産業技術功労賞 地方発部門受賞
銀河フーズ(本社=岩手県花巻市)は2013年10月に初代の減塩商品を発売、2015年3月に糖質ゼロを加え、同年9月に国立循環器研究センターの「かるしお認定」を取得した。

当時は、減塩と糖質ゼロを組みあわせた商品はなく、糖類等を使用せず、美味しさを表現するのに苦労した。この“美味しさ”を表現するため、塩味を引き立たせる調味料やうま味成分を加え、ベストな配合比を探し当て現在の味にたどり着いた。多くの方に実食してもらい、美味しいと実感してもらうことで、マイナスイメージを払しょくし減塩を進める。

岩手県の減塩の取り組みにより、2012年調査では食塩摂取量が男女とも全国1位だったが、2016年調査では男性で21位、女性で18位に改善したとの結果が出ている。県の取り組みに協力する形で、各地域での広報活動に取り組む。マネキンさんではなく、消費者の声を実際に聞くため、社員が店頭に立つ。

現在、「かるしお認定」商品は、ギフト(ロースハム&ベーコン)と、コンシューマー(ロースハム、ベーコン、ウインナーなど)で10品を、岩手県をはじめ東北地方中心に販売している。

売れ筋は、店頭売価198円(税別)の少量パックで、地元岩手では、第一四半期に前年比103%で推移。中でもウインナーは前年比110%と好調。

〈食品産業新聞 2018年12月3日付より〉