第10回からあげグランプリ、新設・スーパー総菜部門はライフと平和堂に最高金賞〈全13部門 最高金賞一覧〉
(一社)日本唐揚協会は4月17日、都内で「第10回からあげグランプリ授賞式」を開催した。記念すべき10回目を迎えた今年は、これまでの部門に加え、新たにスーパー総菜部門を開設。合計13部門で、それぞれ金賞・最高金賞を発表・表彰した。さらに10回目を記念し、第1~9回までの最高金賞受賞者の中から「グランドチャンピオン」を決定した。
スーパー総菜部門の東日本部門では東京・ライフコーポレーションの「純和赤鶏むね唐揚げ」が、西日本部門では滋賀・平和堂の「じゅわ旨!生姜香る鶏もも唐揚」が最高金賞に輝いた。グランドチャンピオンには、塩ダレ部門で過去8回最高金賞を受賞した、大分県中津市の「元祖!中津からあげ もり山」が選ばれた。
各部門の最高金賞受賞者
授賞式の冒頭、やすひさてっぺい会長兼理事長が「同協会は2009年から稼働し、今年で10周年を迎えるとともに、第10回目の授賞式を迎えることが出来た。皆さんとともにこの賞を育て上げてきた。毎年レベルアップしていると感じている。引き続きより良い唐揚げでお客様を笑顔にしていってほしい」とあいさつした。
新設されたスーパー総菜部門では、105社のエントリー(東日本48社、西日本57社)の中から、審査員による試食審査会を経て、それぞれ金賞8社、最高金賞1社を選出。スーパーの唐揚げは近年、大きな進化を遂げているという。審査会でも各社、経時変化への対応や、こだわりの原料・味付けなどさまざまな工夫が見られたとした。
東日本部門で最高金賞を受賞したライフコーポレーション首都圏惣菜部惣菜課の中島敬一チーフバイヤーは「この商品はライフが目指す“おいしい・わくわく・ハッピー”を具現化した商品。専門店にも負けないおいしい唐揚げを作りたいとチャレンジし、今回このように評価されたことを大変嬉しく思う。今後もスーパーという立場から、唐揚げ市場を盛り上げる商品を作っていきたい」とコメントした。
ライフコーポレーション 中島敬一チーフバイヤー
唐揚げ店舗11部門では、SNSなどによる一般投票で予選投票を行った後、決戦投票を経て受賞店を決定。今回は全国939店舗の応募の中から、11部門・93店舗が金賞・最高金賞を受賞した。また、第1~9回までの最高金賞受賞者の中から選ばれる「グランドチャンピオン」の称号は、塩ダレ部門で過去8回の最高金賞受賞を誇る、大分県中津市の「元祖!中津からあげ もり山」に贈られた。
「元祖!中津からあげ もり山」の森山浩二代表はチャンピオントロフィーを受け取るとともに、「今まで応援してくれた皆様や唐揚協会、スタッフなどのおかげで唐揚げを盛り上げることが出来た。今後は、(ローマ字で)“KARAAGE”という言葉が、世界でも通じる言葉として発展するよう尽力していきたい」と受賞の喜びを語った。
グランドチャンピオン「元祖!中津からあげ もり山」森山浩二代表(右)
「第10回からあげグランプリ」全13部門の最高金賞受賞者は以下の通り。
【東日本スーパー総菜部門】
▽ライフコーポレーション(東京都)
【西日本スーパー総菜部門】
▽平和堂(滋賀県)
【から揚げ店舗11部門】
◆素揚げ・半身揚げ部門
▽お福(福岡県)
◆しょうゆダレ部門
▽東日本:からあげ専門店 鶏笑(埼玉県)
▽中日本:ジョニーのからあげ(兵庫県)
▽西日本:からあげの鳥しん(大分県)
◆塩ダレ部門
▽元祖!中津からあげもり山(大分県)
◆手羽先部門
▽とめ手羽(福岡県)
◆味バラエティ部門
▽東日本:うみんちゅ(群馬県)
▽中日本:揚匠しげ盛(兵庫県)
▽西日本:から揚げドンドン(佐賀県)
◆素材バラエティ部門
▽かぼちゃのたね(鹿児島県)
◆チキン南蛮部門
▽宮崎県日南市 塚田農場(宮崎県)
〈畜産日報 2019年4月19日付〉