「外食ビジネスウィーク2019」に“焼き肉・肉メニュー開発パビリオン”、USMEFブースにはアメリカ産ブランドを扱う11社が集結
会場では昨年に引き続き、専門性を高める展示内容とするため、4つのパビリオンを設置。そのうち、「焼き肉・肉メニュー開発パビリオン」では、
▽米国食肉輸出連合会(USMEF)(アメリカ産ブランド牛肉・豚肉)
▽千興ファーム(鮮馬刺し、馬肉加工品)
▽プレコフーズ(食肉、食肉加工品)
▽シンポ(焼肉無煙ロースター)
▽菜の花商事(AMGHバーナー遠赤外線炭火バーナー)
▽葉山社中(低温調理器BONIQ Pro)
――が出展し、「肉」ブームの中で“集客力のある肉メニューづくり”のための食材やメニュー、付随する設備やサービスを提案していた。
外食ビジネスウィークへの出展は初となるUSMEFのブースでは、アメリカ産ブランド牛肉・豚肉を扱う11社が集結し、来場する外食関係者に向けて、こだわりのブランドを紹介するとともに、原木だけでなくポーションカットなど幅広い商品を提案した。共同出展社と主な出展ブランドは以下の通り。
▽丸紅/エスフーズ(出展ブランド:クリークストーン)
▽日本ハム(アンガスバレー、ブラックスター、とうもろこし豚)
▽ファームランドトレーディング(SRF極黒牛)
▽日鉄物産(キャプテンビーフ)
▽伊藤ハム米久ホールディングス(ブルーリボンアンガス)
▽スターゼン(5スターリザーブ)
▽住商フーズ(アイオワプレミアム)
▽プリマハム(ダブルアールランチ、和緑牛、Prima Prime Pork)
▽ハニューフーズ(麦そだち四元豚)
▽インターノブ(SIG IOWA 氷温熟成黒豚)
このうち、ファームランドトレーディングでは「SRF極黒牛」を紹介。SRF極黒牛は黒毛和種と米国産牛を掛け合わせた交雑種で、黒毛和種と米国産牛それぞれの良さを受け継ぎ、日本人好みの脂の甘さと、米国産牛らしい赤身肉の力強さが特長だ。日本では乳用種・交雑種が減少傾向にあり、供給が年々タイトになっていくなか、味もしっかりとした“アメリカ産の交雑牛”として提案した。日本ハムでは、チルドポークブランドの「とうもろこし豚」を紹介。とうもろこし豚は今年で発売20周年を迎え、輸入チルドポークのオリジナルブランドとしては業界の先駆けの存在として、長年にわたり愛され続けているブランドだ。現地では、同社グループの駐在員2人が常駐し、日本向け専用工場で日本人による品質チェックの管理体制を整えるなど、確かな品質と信頼を提供し続けている。発売20周年を記念し、11月からはキャンペーンも企画している。
日本ハムではチルドポークブランド「とうもろこし豚」を紹介
USMEFの加藤悟司マーケティングディレクターは「今年の9月を『アメリカン・ミート・マンス』と位置付けて、セミナーやキャンペーン、イベントなどを集中的に実施する方針だ。今後も業界を挙げて、日本市場でのさらなる販路を広げていくことに注力していく」とした上で、日米貿易交渉の大枠一致について、「(発効時期や内容についてはまだ未定だが)これでTPP協定国と同じスタートラインに立つことができると感じている。この発表が、追い風となることは間違いない」と期待を込めた。
〈畜産日報 2019年8月29日付〉