九州北部記録的大雨 大手ハム・ソーセージ工場に大きな被害なし、物流には懸念も
九州北部地方を中心に発生している大雨の影響で、佐賀県などで浸水の被害が発生しているほか、長崎道では一部区間で通行止めが発生するなど多くの被害が出ている。
福岡食肉市場によると、8月28日は一部の搬入物にやや遅れが生じたものの、それ以外は目立った影響はなく、29日も通常通りの稼働となっている。佐世保食肉センターも同様にとくに問題はなく、通常通りの営業となっている。このほか、九州北部に日本ハムグループが長崎県諫早市に諫早プラント、長崎県川棚町にグループ会社の日本ハムファクトリー長崎工場があるが、29日の時点では大きな影響はみられない。伊藤ハムグループの伊藤ハムウエスト・九州工場(佐賀県基山町)、丸大食品の唐津工場(佐賀県唐津市)でもとくに被害は発生していない模様だ。ただ、浸水などにより道路が通行できないエリアもあるため、物流面の影響が心配される。
〈畜産日報 2019年8月30日付〉