スターゼン販売が仙台営業所を新設、プロセスセンター機能持ち取引量拡大に対応

畜産日報 2019年10月7日付
スターゼンは10月3日開催の取締役会で、連結子会社のスターゼン販売が食肉製品群のアウトパックを行うプロセスセンター機能を備えた仙台営業所を新設することを決めた。従来の仙台営業所は継続し、宮城県内に2つの営業所を持つ形になる。

現在、仙台営業所(仙台市)では、食肉や食肉製品、ハム・ソーセージなどを量販店、スーパー、食肉専門店などの小売店や飲食店、業務卸などに供給している。しかし、取扱量の拡大に伴い現営業所では手狭になってきている。仙台は東北で最大規模のマーケットであり、今後も販売拡大を行うにあたり現営業所に加え、新規の営業所を多賀城市に設立することにした。また、営業所内にプロセスセンター機能を備えることにより、顧客のニーズが高いローストビーフを中心とした食肉製品群のアウトパック商品を、東北エリアを中心に供給する。

新営業所は、宮城県多賀城市八幡字1本柳地区(さんみらい多賀城・復興団地内)に建設、工場棟規模は延床面積2,126.平方メートル(鉄骨造2階建て)、また生産品目はローストビーフなど食肉製品群のアウトパック商品を予定。着工は2020年2月、完成は2020年12月を予定。

新営業所の稼働は2021年1月を予定しており、今期(2020年3月期)の業績にあたえる影響は軽微としている。

〈畜産日報 2019年10月7日付〉