スターゼングループの雲仙有明ファーム宮崎農場第二がSQF取得、日本で初めて肉豚の生産、と畜加工・スライス加工、販売の全工程をSQFで繋ぐ

畜産日報 2019年11月15日付
スターゼンは11月13日、同社のグループ農場である株式会社雲仙有明ファーム宮崎農場第二が、食品の安全と品質を確保するシステムである国際規格「SQF」の認証審査及び「TSA」(Tokyo Sustainability Addendum:東京サステナビリティ補遺)の認証審査に合格したと発表した。

雲仙有明ファーム宮崎農場第二のSQF認証取得によって、同社グループは日本で初めて、肉豚の生産からと畜加工・豚肉のスライス加工、販売に至るまでの全工程をSQFで繋ぐことができた。また、TSA認証は東京オリ・パラの選手村等への供給に際して必要となる審査のことで、要求事項として環境保全やアニマルウェルフェアへの対応が加わる。

同社グループは、雲仙有明ファーム宮崎第二農場の取り組みを農場部門のモデルとし、今後も食の流通に係るあらゆる工程において安全性と品質向上を推進し、さらなる信頼確立と社会的評価の向上を図っていくことにしている。

今回の認証範囲は、養豚の一貫生産(繁殖→子豚→肥育)、審査認定機関はSGSジャパン(日本におけるSQF、HACCPなどの食品認証の審査登録機関)。雲仙有明ファーム宮崎農場第二の所在地は、宮崎県東諸県郡国富町大字深年字荒巻3807-35、農場長は山下俊一氏。

〈畜産日報 2019年11月15日付〉