「第11回からあげグランプリ」最高金賞にイトーヨーカ堂・平和堂・フレスタ

「第11回からあげグランプリ」表彰式(左から八木専務理事、彦摩呂さん、やすひさ会長)
日本唐揚協会(東京都渋谷区、やすひさてっぺい会長)は4月15日、日本で一番うまい唐揚げ店を決定する「第11回からあげグランプリ」の授賞式を開催した。

今年度は「スーパー総菜部門」および「唐揚げ店舗11部門」の各部門別に金賞・最高金賞が贈られ、令和初となる日本一の唐揚げが決定した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客での授賞式となったが、発表の様子はライブ配信が行われた。冒頭、やすひさ会長は「初のライブ配信での授賞式となったが、皆さんと一緒に受賞の喜びを分かち合えることをうれしく思う」と開催の喜びを述べた。

昨年から新設された「スーパー総菜部門」では、130社のエントリーのうち、厳選なる書類選考を通過した63社が試食審査会へ進出。その結果、42社が金賞・最高金賞を受賞した。

最高金賞には、
◆東日本=東京・イトーヨーカ堂「北国ハーブ鶏の出汁唐揚げ」
◆中日本=滋賀・平和堂「じゅわ旨!!生姜香る鶏もも唐揚げ」
◆西日本=広島・フレスタ「ぶちうま!藻塩と塩麹の広島ハーブ鶏唐揚げ」
――が輝いた。

八木宏一郎専務理事は今年の傾向について「“出汁(ダシ)前線、北上中”。というのは、これまで西日本においてメジャーであった出汁文化が、全国に広がりつつあると感じた。何より、スーパーの唐揚げのレベルがどんどん上がっており、各社ともレベルが高かった」と講評した。

その他、「唐揚げ店舗11部門」では、全国894店舗のエントリーのなかから、SNSなどによる一般投票(投票総数19万9,452票)の結果、87店舗に金賞・最高金賞が贈られた。

発表後にはスペシャルゲストとしてタレント・グルメリポーターの彦摩呂さんが登場し、全国の飲食店に向け、「全国の飲食店をはじめ、おいしい唐揚げを作ってくれている店舗の皆さんは本当に大変な時期だと思う。精いっぱい応援したい」と述べ、「唐揚げでテンションアゲアゲ(揚げ揚げ)、免疫力もアゲアゲ」とメッセージを発信した。

スーパー総菜部門の金賞は以下のとおり。

〈スーパー総菜部門(東日本)〉
◆千葉・イオンリテール
◆神奈川・オーケー
◆埼玉・ベルク
◆東京・コモディイイダ
◆東京・ライフコーポレーション
◆神奈川・富士シティオ
◆青森・紅屋商事
◆群馬・とりせん
◆東京・サミット

〈スーパー総菜部門(中日本)〉
◆新潟・ウオロクホールディングス
◆和歌山・オーワク
◆奈良・八百彦商店
◆新潟・原信ナルスオペレーションサービス
◆大阪・イオンリテール近畿カンパニー
◆岐阜・中部フーズ
◆福井・PLANT
◆大阪・ライフコーポレーション

〈スーパー総菜部門(西日本)〉
◆沖縄・サンエー
◆福岡・ダイキョープラザ
◆広島・マックスバリュ西日本
◆山口・リテールパートナーズ
◆愛媛・フジデリカ・クオリティ
◆高知・サニーマート
◆広島・イズミ

〈畜産日報2020年4月17日付〉