「The GRANDアルトバイエルン」CMに二宮和也さん、幅広い年齢層に愛されるいつものウインナーへ/伊藤ハム
3月15日には、都内でイメージキャラクターに就任した二宮さんをゲストに迎え、伊藤ハム「The GRANDアルトバイエルン」新イメージキャラクター発表会が開かれた。
冒頭、春名公喜執行役員加工食品事業本部事業戦略統括部部長兼マーケティング部部長は、「創業以来、健康に大切なたんぱく質をおいしく食べていただきたい、という考えの下、食生活の変化に対応することで多くのロングセラー商品を生み出してきた。
2020年から『おうち時間』が増加し、家庭内での調理時間も増えている。ウインナーもそのまま食べるだけでなく、簡単に使える料理素材としての利用が増えている。アルトバイエルンは開発当初、豚肉100%のあらびきという、当時としては珍しいコンセプトの手作りウインナーを基に、お肉本来のおいしさを追求し進化してきた。お肉がおいしいからこそ、食材との相性が良く、簡単に調理ができる。
食生活の変化を踏まえ、今回、特別なごちそうとしてだけでなく、あらゆる食シーンや料理に使える“いつものウインナー”としてコミュニケーションを変える。二宮さんを起用し、幅広い皆様に愛されるいつものウインナーを実現していきたい」とあいさつした。
続いて、犬伏亜希子加工食品事業本部事業戦略統括部マーケティング部家庭用企画室カテゴリーマネージャーが今後のマーケティング戦略を説明。現在、40〜60代が主な購買層となる中、今後、20〜30代の若年層の取り込みを図りつつ、幅広い年齢層で市場より高い購入率の獲得を目指す。
イメージ調査では、「こだわり・品質が良い・安心」という評価を得る一方、より多くの消費者に商品のおいしさを知ってもらうべく、「親近感」のスコアを高めることに注力する。従来は「熟成・No.1・こだわり」など自社目線でのアピールが多く、消費者の支持理由も「肉感・食べ応え・うま味」と製品軸で評価されていたため、大きく路線を変えることはなかった。しかし今回、より親しみを感じてもらえる商品となるよう、消費者目線へコミュニケーション内容を刷新する。
2021年のプロモーション活動について、
▽タレントパワー
▽グランドアルト本質訴求
▽食卓への貢献
▽売場との連動
――4つのキーワードを軸に、購買意思決定のプロセスに沿って、それぞれの施策を組み合わせ、アルトバイエルンの世界観を広げていく方針だ。
犬伏マネージャーは「二宮さんのイメージキャラクター就任で、従来の高品質な世界観を維持しつつも、親しみのある雰囲気、イメージを見事に表現していただき、今後の広がりを強力に後押ししてもらえると感じている」という。
4月2日からはメニュー提案の要素を含めたCM第2弾「GAB丼」編の放映を予定するほか、「熟成ウインナーNo.1キャンペーン」(実施期間:3月1日〜5月31日)や、3月16日からはTwitterを活用したキャンペーンも開始する。CM放映に合わせて各種施策を実施することで、ブランドの認知拡大を図るとともに、販促物で実際の売場も盛り上げていく。
イメージキャラクター就任にあたり、二宮さんは、「実際に食べていた商品のイメージキャラクターを務めることとなり、嬉しかった。どの食シーンにも合う食材で、とくにシンプルに焼いて食べるのが好き。CM撮影を通じて、さまざまな食べ方を提案してもらい、無限の可能性があると感じた」とし、「アルトバイエルンが大好きで、いちファンとして、テレビCMを通じ、今後もおいしさや多彩な食べ方などを紹介していきたい」と意気込みを見せた。
〈畜産日報2021年3月16日付〉