米久、大豆タンパク使用の未加熱商品「お肉屋さんの大豆MEAT」シリーズ発売、おすすめレシピも公開
牛・豚・鶏に次ぐ第4の肉として、食肉同様の食感や高たんぱく、家庭で自由な味付けと調理アレンジができる未加熱素材系として展開する。さらに業務用の原木タイプ「AIRMEAT原木II」(12kg)も発売、ユーザー側でひき目を自由にアレンジできるため、店舗でのミンチ販売からメンチカツなどの総菜用、通常の食肉と組み合わせたオリジナルメニューへの応用など、小売りだけでなく、中食や外食事業者にも提案していく。
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また、一般消費者向けには、パラパラダイスおよび生パティを使ったおすすめレシピを米久ホームページで紹介しており、商品のQRコードからもアクセスが可能となっている。
米久では、2019年秋に大豆たんぱくを使用した業務用「米久のノンミート」を、2020年9月には調理加工品(冷凍)の「AIRMEAT(エアミート)」を展開してきた。今回の「お肉屋さんの大豆MEAT」シリーズは、肉の代わりに大豆たんぱくを使った未加熱商品となる。2020年11月から首都圏を中心とした取引先で「パラパラダイス300g」「生パティ300g」をテスト販売したところ、高く評価されたことで満を持して今回の全国発売の運びとなった。
商品は未加熱のため、ミンチ肉と同様の調理が可能。味付け・調理アレンジが自由自在で、骨片などの異物混入のリスクも少ない。また、商品100g当たりに含まれるたんぱく質は18.0g(自社分析値)と高く、食物繊維も5.3g入っているのも特長。
そして、米久ならではの特長でもある、伊豆大島の濃縮海水と、複数の植物たんぱく、豆乳などをブレンドすることで肉のような “食感”と、植物油脂を数種類組み合わせることでジューシーさも実現した。このほか、玉ねぎや香辛料をベースにした独自の配合で、うま味と風味をプラスすることで、くせのない味わいに仕上げている。
米久では今回、ケンコー工場(静岡県三島市)で未加熱植物肉ラインを新設するなど(6月から本格稼働)、今後も需要拡大が予測される植物肉の全国への供給体制を強化している。
ケンコー工場
◆米久ホームページ
〈畜産日報2021年7月21日付〉