プリマハム、香薫などエコパッケージへ転換、巾着形態廃止で年間2千tのCO2削減

プリマハム「香薫あらびきポーク」「ポークリッチ上級あらびき」環境負荷低減型エコパッケージ
プリマハムは1月28日、「香薫あらびきポーク」などの巾着形態商品について、環境負荷低減型エコパッケージへ移行することを発表した。今春から順次切り替えていく。

【関連記事】ソーセージの巾着袋見直し、新たな包装袋で提供へ/日本食肉加工協会&日本ハム・ソーセージ工業協同組合「SDGs推進委員会」

従来の巾着形態から変更することで年間2千tのCO2削減が見込まれるという。同じ巾着形態の「ポークリッチ上級あらびき」も環境負荷低減型へシフトする。

プリマハムでは、経営の需要課題のひとつに「廃棄物排出量の削減」を定めており、プラスチックによる海洋汚染を防ぐため、プラスチック使用量の削減を進めている。香薫は今年で発売20周年を迎えるが、この節目の年にパッケージも環境配慮型パッケージに改める。これにより、巾着形態からフイルムで年間約280t(パッケージ全体の30.6%削減)、金テープで年間約10tが削減されるという。

プリマハムでは、今後も2021年10月に設置したサステナビリティ委員会を主導に、サステナビリティマネジメントを徹底していく考えだ。

〈畜産日報2022年1月31日付〉