12月の豚肉の動検数量は6.7万t、豚肉輸入量は5.5万t前後か
動物検疫所は15日、2014年12月の検疫数量速報を公表したが、豚肉は6万7,062tとなった。ここから12月の豚肉輸入量を推計すると、5万5,000t前後と見込まれる。10月の10万t弱という大量輸入の反動から、11月、12月とも比較的少なめの輸入量となった。
豚肉の輸入量と動物検疫所の豚肉の検疫数量の推移は表の通りで、12月の豚肉調製品を1万2,000tとした場合、豚肉の輸入量は5万5,000t前後(前年同月は6万3,000t)と見込まれる。なお、今回は未通関については大きな変動はないと仮定して推計した。12月中は通関が4週だったこと、さらに西海岸での港湾の労使紛争で入船が少なかったことでチルドは2万2,000t前後(同2万7,000t)、フローズンは3万3,000t前後(同3万4,000t)と見込まれる。
この結果、11月末で18万4,685t(うちチルド5,031t、フローズン17万9,654t)だった推定在庫(農畜産業振興機構調査)もさらに減少し、12月末では16万9,000t前後と見込まれる。