牛は0.4P低下し35.1%、豚は0.1P上昇し13.3%に-14年市場シェア

農水省の食肉流通統計によると、2014年の食肉市場の取引シェアは、成牛では13年から0.4ポイント低下して35.1%となった。12年に0.9ポイント上昇、13年に0.3ポイント上昇と震災後は回復を続けていたが、3年ぶりの低下となった。一方、豚の取引シェアは0.1ポイント上昇して13.3%となった。12年は0.1ポイント低下、13年は0.1ポイント上昇に続いて2年連続の上昇となったが、牛と比べ変動は小さい。

牛の市場別の取引頭数では、西宮、加古川で2桁増だった他、横浜、大阪、熊本で2桁減となり、熊本で特に大きく減少した。

豚の市場別の取引頭数では、京都で5.7%増となったほか、神戸、広島で増加した。中央市場では10市場中5市場の取引頭数が減少し、指定市場では茨城、岐阜、坂出以外の11市場で減少しており、PEDなどによる年間を通じた出荷頭数減少を反映した結果となっている。