北海道新冠町に日高食肉流通センターが竣工、20日から稼働開始
㈱日高食肉センター(本社・北海道新冠町、村上純一社長、資本金1億500万円)が建設を進めてきた豚専用の食肉加工施設「日高食肉流通センター」(新冠町字西泊津77-5)が完成し、15日に関係者を招いて竣工式と内覧会を開いた。敷地面積13万7千㎡、鉄骨造り2階建ての延床面積7,290㎡で、製造にはオランダのストークMPs社の自動処理システムを導入し、1日当たり最大750頭(1時間当たり250頭)の処理能力を持つ。今月20日から稼働し、道内各地から肉豚を集荷し、枝肉や内臓肉、部分肉などを製品化、北海道だけでなく全国各地へ販売する。今後は国際衛生規格FssC22000:2013認証を取得し、海外市場にも販路を広げてゆく方針だ。
センターは、6年前に養豚生産者数人の有志で構想され、その後、日高食肉センターの親会社のエスフーズをはじめ北海道中央牧場、伊藤ハム、日清丸紅飼料、協同飼料、中部飼料、新冠町などが出資し14年4月に着工、今年4月30日に竣工した。