14年度の一般と畜場数179施設、処理頭数は牛1.9%減、豚5.4%減-厚労省

厚労省が17日に発表した14年度のと畜・食鳥検査に関する実態調査によると、14年4月1日現在の全国のと畜場数は197施設と13年から2施設の減少となった。うち、設置者が国・都道府県の施設は14施設で市町村は60施設とそれぞれ1施設減少、会社と組合・その他は前年と同数で会社78施設、組合・その他45施設だった。14年度中にと畜実績のあった施設は184施設(うち一般施設179カ所、簡易施設5カ所)で2施設の減少した。また、14年度の調査ではと畜場法施行規則改正により選択が可能となったHACCPによる衛生管理の導入状況も調査した。

一般と畜場の14年度と畜頭数は、牛が前年比1.9%減の116万頭、豚は5.4%減の1,604万頭と減少した。このほか、馬は4.9%減の1万3,270頭、めん羊は5.7%増の5,437頭、山羊は5.0%増の3,324頭となった。これらのと畜頭数のうち、民間施設(会社、組合・その他)が占める割合は、牛は65.4%で13年度から2.3ポイント上昇、豚は79.7%で0.3ポイント低下した。