7月外食売上げ、焼肉FRは前年比12%増加、好天で外食全体も好調-JF

日本フードサービス協会が25日に発表した7月度の外食産業市場動向調査によると、焼肉FR(ファミリーレストラン)の売上高は前年同月比12.1%増と大きく伸長した。各カテゴリーのなかで最も大きい伸び率となっている。7月は西日本を中心に梅雨や台風の影響があったものの、梅雨明け後は関東を中心に好天に恵まれ、そのなかで焼肉は“夏のスタミナ食”のイメージが強いことが売上げ増に影響したものとみられる。実際に、客数も同5.1%増、客単価も6.7%増加と好調だった。

7月は外食全体としても良く、全体の売上高は1.9%増加となっている。このうち、洋風FRの売上高は3.9%増、客数・客単価もそれぞれ1.9%増、2.0%増となった。ファーストフード(FF)の売上高は0.1%増と前年並みで、このうち洋風FFは中国での鶏肉問題が起きた前年同月の売上高に対して3.7%下回り、未だ回復できていない。客数も6.6%減、客単価は3.1%増だった。和風FFは新規夏季メニューなどが好評だったようで、売上高は3.4%増、客数は7.5%減と伸び悩んだものの、客単価は11.7%増加した。