農水省16年度概算要求15%増2.6兆円、畜産クラスターは350億円に増額要求
自民党は25日、農林水産戦略調査会・農林部会・農政推進協議会の合同会議を開き、16年度予算概算要求額について農水省から説明を受けた。農水省によると農林関係概算要求額は前年度比14.8%増の2兆6,497億円を要求、裁量的経費の抑制が求められる中で、「経済財政運営と改革の基本方針2015」と「日本再興戦略改訂2015」などの方針を踏まえた要求として大幅増額となった。「畜産収益力強化対策(畜産クラスター)」は350億円と大幅増額要求、「国産畜産物の新たな市場獲得のための技術開発促進事業」は、当初予算として新規に要求する。自民党は、農林水産戦略調査会・農林部会合同で「地方を成長の主役として農林業を成長産業化させるためには、16年度の農林関係当初予算の総額を大幅に増やすことが不可欠」とする決議を行った。