27日の東京市場豚価は税抜575円、8月中旬以降の下げは限定的

東京食肉市場の豚価(上物、税抜)は27日に前日比3円高の575円、また大阪食肉市場では前日と同じ631円となった。当初、8月は旧盆明けの豚価は一段下げると見られていたが、出荷頭数が1日6万頭に満たない日が続き、わずかな下げにとどまった。9月に入れば月初の手当てで上昇し、その後はシルバーウイークを控えるため、東京市場では600円近い高値が続くと見込まれ、本格的な相場の下げは10月中旬以降との見方が多い。

8月の豚価は月初の手当てで上昇、その後も旧盆休みの手当てが入ったことで6~10日に月間の最高値を付けた。旧盆休み直前の12、13日には一時的に下げたが、休み明けの急落はなく、月末まで東京で570~590円、大阪で630円前後の高値が続く。結果的に、輸入チルドの潤沢な供給もあって、心配された極端な高値は回避されたものの、旧盆明けの下げは最小限にとどまった。