7月の豚肩肉調製品輸入7.4%増1.1万t、CIF価格は367円と再び上昇

貿易統計によると、2015年7月の豚肉調製品(20%関税)の輸入量は前年同月比1.3%減の1万4,840tとなった。シーズンドポークなどに使われる肩肉調製品が前年同月に1割減少した反動で増加に転じたが、その他の豚肉調製品が減少し、全体ではわずかに減少した。

豚肉調製品の内訳は、豚モモ肉調製品が548t(6.3%減)、豚肩肉調製品1万1,096t(7.4%増)、その他の豚肉調製品3,196t(22.4%減)となった。

シーズンドポークなど肩肉調製品は、4カ月連続で1万tを超し、7月は前年が1割近く減少した反動で増加に転じた。国別には、米国が5.9%増の8,067t、カナダは10.1%減の1,518tとなっている。米国は前年比では増加も8,000t強にとどまった。また、表以外では、オランダが528tとなった。

なお15年1~7月では、16.8%減の7万5,737t、うち米国は22.7%減の5万4,478t、カナダは3.4%減の1万2,586tだった。

7月の肩調製品の価格(CIF価格)は、米国がkg当たり372.6円(前月343.6円)、カナダ327.4円(前月334.1円)、全平均で366.8円(前月346.4円)となった。前月に比べてカナダは下げたが、米国は29円上昇し、全体でも20.4円上昇した。