日本畜産物輸出促進協がハラール市場・HACCP対応で講習会
日本畜産物輸出促進協議会は18日、東京都内で食肉事業者を対象に「牛肉輸出拡大に向けたハラール市場および米国・EUHACCP知識向上講習会」を開いた。海外への牛肉輸出拡大に向けてハラール認証やHACCPなど国内事業者が適切に取り組むことができるよう対応項目や課題などを学ぶもの。約190人が参加し、当日は、第1部「ハラール市場への輸出に向けた対応」として、スターゼンイナショル海外食品開発部の井野岳司部長がムスリム圏での日本産和牛の需要と供給上の課題について、日本ハム㈱海外食肉事業部の稲富聖二マネージャーが豪州牛肉事業を例に豪州のハラール市場への対応を説明。第2部は「米国およびEUへの輸出に向けた対応」をテーマに、厚労省・監視安全課HACCP企画推進室の内海宏之輸出食品安全対策官が米国・EU向け認定に向けた食肉処理施設が取り組むべき事項を、サンキョーミートの木嶋亨常務取締役からは自社の米国・EU向け食肉処理施設に関して、認定の歩みと課題への対応、運営上の留意点などが説明された。