16年4月加工仕向肉量1.0%減3.8万t、輸入豚肉2.5万t、シーズンド1.0万t
日本ハム・ソーセージ工業協同組合(日本食肉協議会委託事業)が発表した16年4月の加工仕向肉量調査報告によると、同月の仕向肉量は前年同月比1.0%減の3万7,787tだった。同月のハムソー生産量は2.3%増加しているが、シーズンドが1万t近くまで増加し、輸入豚肉からシーズンドに置き換わったことで、仕向肉量自体は減少したと見られる。
仕向肉量の内訳をみると、輸入豚肉は5.1%減の2万4,888t、国産豚肉は10.4%増の6,982t、豚肉合計は2.1%減の3万1,869t。
仕向肉量とは別枠で、輸入豚肉とは代替関係にあるシーズンドポークは24.2%増の9,723tと1万tに近づく。現地相場の低下で再びシーズンドの利用が増加傾向で推移しており、これが輸入豚肉の減少につながっている。