財務省告示、豚Q2は基準数量の58%を消化、チルド牛協定外は86%に達す
財務省が8月31日付官報で告示した豚肉・牛肉の輸入量によると、4~7月の累計は豚肉が25.5万t(前年同期比1.4%増)、チルド牛肉は8.3万t(同15.8%増、協定外は3.9万t・52.1%増)、フローズン牛肉は11.3万t(1.0%減、協定外4.7万t・25.3%増)に上った。
この結果、豚肉に関しては第2四半期の緊急措置発動基準数量に対して58.9%を消化し、残る2カ月分で17.8万tの残枠となった。一方でチルド牛肉の消化率は54.3%(協定外85.6%)、フローズンで59.6%(同66.6%)に達している。第1四半期と同様に、米国産の輸入増で協定外の輸入量の伸びが大きい。とくにチルド牛肉の協定外輸入については残り6,508tしかなく、8~9月の輸入量によっては前期と同様に基準数量超えになる可能性も高い(牛肉の関税緊急措置は、全世界からの輸入の基準数量と協定外輸入基準数量の双方を超えた場合に発動される)。
そのほか豪州産牛肉の累計輸入量はチルドが4.4万t(10.3%減)、フローズンが6.4万t(14.3%減)と前年実績を下回っている。