次回は取りまとめを見据えた議論-加工食品の原料原産地表示検討会
農水省と消費者庁は12日、東京・港区の三田共用会議所で第8回加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会(座長:森光康次郎お茶の水女子大学大学院教授)を開き、全ての加工食品を対象とした表示に向け「実行可能な方策について」の検討を行った。
最初に森光座長が、「すでに9月に入り、秋に中間取りまとめを行うとの時期に入る。座長として、全ての加工食品への表示拡大に向けて、具体的な議論をしっかりしたい」とし、全ての加工食品への表示拡大を前提に議論を進めるとの考えを示した。事務局から、「原則、国別表示とするが、全ての加工食品に導入するには難しい場合がある」として①可能性表示②大括り表示③大括り表示+可能性表示④中間加工原材料の表示–を行う場合の条件、誤認を防止するための方策について事例が示された。今回の議論は、この資料に沿った議論に限定され、様々な意見があったものの、森光座長が「今回出された意見をもとに、次回(10月5日予定)は取りまとめを見据えた議論を行う」と述べ閉会した。