15年度の出生は黒毛和種で49.1万頭、6年ぶりに増加に転じる-家畜改良C

家畜改良センターは10月31日、牛個体識別情報の集計データから16年9月末時点の市町村別飼養頭数・飼養施設数、2015年度の出生頭数・輸入頭数・死亡頭数を公表した。

それによると、市町村別飼養頭数では、黒毛和種の上位5市町村が①宮崎県都城市(5万1,563頭)②鹿児島県鹿屋市(3万2,831頭)③宮崎県小林市(3万1,931頭)④鹿児島県曽於市(2万4,787頭)⑤沖縄県石垣市(2万3,215頭)となった。交雑種は、①北海道士幌町(2万367頭)②北海道佐呂間町(1万1,424頭)③熊本県菊池市(1万549頭)④北海道清水町(9,973頭)⑤群馬県前橋市(9,758頭)–だった。

15年度の出生頭数は、黒毛和種が49万1,297頭(前年度比4,147頭増)、交雑種26万7,666頭(同4,708頭増)、ホルスタイン種47万507頭(同1万1,202頭減)、その他1万6,526頭(同482頭減)、合計124万5,996頭(同2,829頭減)となった。10年から5年連続で減少していた黒毛和種が増加に転じる一方でホルスタイン種が減少し、全体では減少傾向が続く。