牛肉4.1万tで前年比0.4%減、豚肉7.0万t・8%減-10月畜産物輸入
財務省が29日に発表した貿易統計によると、10月の主要な畜産物の輸入量は牛肉が4.1万t(前年同月比0.4%減)、豚肉が7.0万t(8.0%減)、鶏肉が5.0万t(12.5%減)となった。牛肉は前月から1,020t減、豚肉は2,510t減とそれぞれ減少、一方で鶏肉は8,090t増と大きく増加した。
[牛肉]チルドは前年同月比で7.7%減、フローズンは5.7%増となり全体ではほぼ前年並みの0.4%減となった。チルド、フローズンとも輸入単価は前年を下回っている。
[豚肉]チルド9.5%減、フローズン6.8%減とそれぞれ減少、合計では7万tをわずかに下回る輸入量となった。豚肉調製品は、米国が8,621t(前年同月比16.2%減)、カナダ1,236t(87.5%増)、中国1,821t(19.2%減)、タイ328t(22.8%減)となった。
[鶏肉]全体では5万tを超える水準の輸入となったが、昨年は6万tに迫る輸入量だったため前年比では12.5%減となった。家きん調製品のうち中国は1万4,071t(10.7%減)、タイは2万1,647t(8.2%減)と減少した。