食肉総菜創作発表会全国大会「ミートデリカコンテスト」開催-全肉連、石川県代表の水谷千代子さん「カレー春巻きカツ肉ゴロゴロ」に農水大臣賞

全国食肉事業協同組合連合会(全肉連、河原光雄会長)・道府県食肉事業協同組合連合会は12月3日、東京・豊島区の武蔵野調理師専門学校で2016年度食肉総菜創作発表会・「ミートデリカコンテスト全国大会」を開いた。食肉販売店での新しい食肉総菜の開発を目的に、全国31道府県、応募数1,739点の中から、各地方予選最優秀者が集まり国産食肉(牛肉、豚肉、鶏肉)を使った惣菜を競い合った。

同大会のグランプリにあたる農林水産大臣賞は石川県代表の水谷千代子さん(写真㊤)の「カレー春巻きカツ肉ゴロゴロ」(写真㊥)が受賞、表彰式では農水省の大島英彦食肉鶏卵課長から賞状が手渡された。特徴は、「一口食べた時に肉の味わいを残し、角切り肉を主役にするため、野菜はすりおろし(粗キザミ)のソースの一部として使い、春巻きの皮のパリッとした食感に、ふわふわの食感を生パン粉の衣で出した」と紹介された。主菜にも副菜にもできるカレー包みで、水谷さんは「部活の後のお腹を減らした学生や、大人にはお酒のおつまみにもおすすめ」としている。

審査は、審査委員長の江上栄子江上料理学院長、管理栄養士の竹内冨貴子氏、ホテルメトロポリタン井田仲弘取締役総料理長、シェフで料理科学研究家の水島弘史氏、武蔵野調理師専門学校を運営する学校法人後藤学園の中村昌次理事らが行った。作品の発表会は、料理研究家のきじまりゅうたさんとハイキングウォーキング松田洋昌さんがインタビュー形式で行い、それぞれの作品の特徴を紹介した。