17年度安定価格は牛肉引上げ、豚肉引下げ、豚肉の安定基準価格は5円安の440円
農水省は16日、東京・千代田区の三番町共用会議所で第2回食料・農業・農村政策審議会畜産部会を開き、2017年度畜産物価格を諮問した。指定食肉の安定価格では牛肉は前年度から引き上げられ、豚肉はPEDの影響などによる高騰から脱したこともあり、安定上位価格、安定基準価格とも引き下げられた。肉用子牛保証基準価格と合理化目標価格はそれぞれ引き上げられ、5年連続の上昇となった。同日に諮問は妥当と答申された。 (詳細は4面)
豚肉の安定上位価格は595円(税込、前年度600円)、安定基準価格は440円(同445円)とそれぞれ5円引き下げられた。牛肉では安定上位価格は1,215円(同1,155円)、安定基準価格は900円(同890円)となった。
肉用子牛の保証基準課価格では、黒毛和種33万9,000円(同33万7,000円)、褐毛和種30万9,000円(同30万7,000円)、その他肉用種13万6,000円(同13万3,000円)、乳用種21万円(同20万5,000円)といずれも上昇している。また合理化目標価格は、黒毛和種28万2,000円(同28万円)、褐毛和種25万9,000円(同25万7,000円)、その他の肉専用種は15万円(同14万9,000円)、乳用種は9万3,000円(同9万円)、交雑種15万2,000円(同14万7,000円)となった。