USMEF「ロインプロジェクト」始動でロースかたまり肉消費拡大へ、YouTuberコラボで「200W サラダポーク」などメニュー提案/米国食肉輸出連合会
米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2022年秋のアメリカンポークの施策の一環として、アメリカンポークロースに焦点を当て、新たなメニュー提案「豚から(とんから)」をはじめ、かたまり肉を使った「ローストポーク」「王様ポーク」「200Wサラダポーク」などを提案して、ロースの消費拡大を図っていく。
現在、日本に輸入されているアメリカンポークのなかで最も構成比が高く、長年、消費者に親しまれているのが、CCロイン、MMロインなどの「ロース」。現状、バラや肩ロース、ヒレはかたまり肉で販売されているものの、ロースは切り身や薄切りが中心となっている。
ロースの「かたまり肉」をいかに消費してもらうか――、そこで、USMEFは、このアメリカンポークの「ロース」について、その美味しさや魅力を消費者に再認識してもらい、さらなる需要喚起につなげるため、「ロインプロジェクト」を立ち上げ、ロースのメニュー開発・提案に力を注いでいる。その一環として「ポークトーバーフェス」では、ロースのかたまり肉に切れ目を入れて王冠のように巻いて焼いた「王様ポーク(ボンレスポーククラウンロースト)」を、キービジュアルのメニューとして紹介している。
そして、家庭でもアメリカンポークロースのかたまり肉を楽しんでもらうため、料理系YouTuberの「かっちゃんねる」さんとのコラボレーションにより、簡単に美味しく調理できるロースのかたまり肉を使った新たなメニューを紹介している。
第1弾は「200Wサラダポーク」。これは、ロースのかたまり肉を電子レンジ200Wで裏表9分間ずつ加熱した後、アルミホイルで15分間保温するだけの簡単調理のローストポーク。500Wや600W加熱よりも、しっとりと柔らかく、かつオーブンでじっくりと調理するローストポークとそん色のない、ジューシーな仕上がりが特徴だ。(一社)食肉科学研究所で肉の中心温度の検査を行い、安全性も確認している。これを「サラダポーク」として、野菜と一緒に盛り付けて、野菜で肉と味噌だれを巻いて食べることを推奨している。
このほか「ロースかたまり肉で作り置き」をテーマに、「厚切り!ハニーマスタードポーク」「ねぎ塩レモン豚」「大葉豚つくね」の簡単かつ節約に役立つ、下味冷凍・作り置きレシピ3種を紹介している。これらメニューはUSMEFの専用サイトで掲載するほか、QRコードが付いた店頭販促ツール、そして、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」でもロースのかたまり肉を使ったメニューを紹介している。