「至高の焼肉オンザライス~鳥取和牛×星空舞~」、“とっとり・おかやま新橋館”で期間限定販売
鳥取県は10月13日から11月29日まで、東京都港区のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」2階のレストラン「ももてなし家」で、県のブランド牛「鳥取和牛オレイン55」と県産オリジナル米「星空舞(ほしぞらまい)」によるコラボメニュー「至高の焼肉オンザライス~鳥取和牛×星空舞~」を期間限定で販売する。
10月6日から10月10日まで鹿児島県で「第12回全国和牛能力共進会」が開かれたなか、前回の宮城全共で“肉質日本一”に輝いた「鳥取和牛」と新米出荷の時期を迎える「星空舞」の2つの名産を消費者に贅沢に味わってもらおうと企画したもの。
「鳥取和牛オレイン55」のカタロース100g(11月1日から全共の出品牛に変更)と、粒立ちが良くすっきりとした味わいが特徴の炊き立ての「星空舞」、そして「砂丘らっきょうの甘酢漬け」「梨のキムチ」といった“県お勧めのごはんのおとも”小鉢3品が付いたメニュー。クセがなく跳ね返るような弾力のある「星空舞」のごはんに、極上の脂をまとった「鳥取和牛オレイン55」の焼肉を乗せて食べる“至高の焼肉オンザライス”を堪能できる。期間中は、通常5千~6千円相当の同メニューを税込み1,129円で、1日当たり10食限定で発売する。
発売に先立ち、10月12日に同店でメディア発表会が開かれ、同メニューの提供価格が発表された。県は鹿児島全共に「鳥取和牛」7頭を出品しており、その結果によって提供価格を決定する運びとなっていた。今回は惜しくも連覇を逃したが(6区の総合順位で10位)、より多くの消費者に味わってもらおうと、破格の1,129円で提供する。
発表会当日は、「鳥取県焼肉オンザライス大使」を務める、タレント・グルメエンターテイナーの「フォーリンデブはっしー」さんが登場、メニューを試食しながら「より多くの人に鳥取県の魅力を感じでもらいたい。日本最高峰の牛肉とお米の出会いは、まさにナイストゥ“ミート”ユー」とアピールした。
鳥取県によると、「鳥取和牛」のうち、オレイン酸含有率が55%以上で、県の種雄牛「気高」号の血縁を有し、肉質等級4等以上が「鳥取和牛オレイン55」とされる。2021年度は「鳥取和牛」3,174頭のうち、「鳥取和牛オレイン55」に認定されたものは512頭(発生率16.1%)という。
鳥取県農林水産部市場開拓局販路拡大・輸出促進課の榧野弘之課長補佐は、「鹿児島全共では、種牛の部門では前回出品牛よりも成績が良く、肉牛部門では肉質日本一を目指したが、6位入賞となった(第7区:脂肪の質評価群)。次回の全共に向けてさらなる飛躍を目指す」とコメント。一方で「前回の宮城全共で『肉質日本一』に輝いたことを機に、『鳥取和牛』のブランド認知は年々向上しており、東京都内の高級レストランでも『鳥取和牛』が常時取り扱われるようになるなど、この間のピーアールが着実に実を結んでいる」としている。
〈畜産日報2022年10月12日付〉