ダイナック ブリティッシュパブ&レストラン「The R.C.ARMS」有楽町店オープン、ランチ・カフェ・パブ・ディナーに対応、充実のフードメニュー、“サンデーロースト”料理も
東京・大阪を中心にバー・レストランなど112店舗を展開する(株)ダイナック(本社:東京都港区、秋山武史社長)は10月26日、東京都千代田区有楽町に新たなブリティッシュパブ&レストラン業態の新店舗「The R.C.ARMS(ジ・アールシー・アームズ)有楽町店」を立ち上げた。
コロナ禍の環境変化を受けて、飲酒をメインとした従来のパブと異なり、ミレニアル世代をメインターゲットにランチ、カフェ、パブ、ディナーの4つのシーンに対応したオールデイユースな店づくりで、ドリンクとともに英国料理などフードメニューを充実させた。これまで展開してきたビクトリアンパブ「THE ROSE&CROWN(ザ・ローズ&クラウン)」7店舗のうち5店舗をこの「TheR.C.ARMS」にリニューアルする計画だ。
ダイナックはバー・レストラン事業の中期戦略として、ビジネス需要からプライベート需要への転換を掲げている。具体的には、従来のオフィス街へのドミナント出店を通じてサラリーマンの宴会・社用使いに対応した「居酒屋ビジネス」から、ミレニアル世代をターゲットにしたネオ酒場や、郊外駅前・商業施設でのファミリー向けの食業態など、新たなポートフォリオの拡充を進めている。今回の「TheR.C.ARMS 」の展開もその一環で、「THEROSE&CROWN 有楽町店」を9月22日に営業終了し、今回「THE R.C.ARMS 有楽町店」としてリニューアルした。
これまでのパブと異なり、オールデイユースに対応した商品ラインアップが特徴で、フードメニューはローストビーフやフィッシュ&チップス、イングリッシュブレックファストといった伝統的な英国料理のほか、「ひよこ豆のフムス」「マサラパパド」などスパイスを多用した中東やインド、東南アジア、中国のテイストを取り入れた多国籍料理もラインアップしている。
英国の食習慣のひとつで日曜日のランチに食べるロースト料理「サンデーロースト」として、サーロインステーキ、ラムチョップグリル、ポークスペアリブのメニューも充実させている。ドリンクも、ロンドン・ドライ・ジンを使用したさまざまなジントニックをラインアップしつつ、ウイスキー、ハイボール、ワインも豊富に取り入れている。
秋山社長は10月21日に開かれたメディア向け発表会で「コロナ以前は、飲み(飲酒)は飲み、食事は食事と明確に分かれていた業態が多かったが、ウィズコロナとなり食事の要素が強まり、飲酒とミックスされた業態が増えている。開放的な空間で、使い勝手を重視したパブリックハウスとして、食事からドリンクまでさまざまなシーンをカバーできるようにした」と説明。
また、「日本人にとって英国文化のイメージは薄く、情報量も少ない。パブもブリティッシュパブとアイリッシュパブが混同されている。『The R.C.ARMS』で英国の食文化や飲酒文化を知ってもらうとともに、お店の差別化に繋がれば」と期待感を示している。
〈「THE R.C.ARMS 有楽町店」店舗概要〉
住所:東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビルヂング北館1F
TEL:03-3214-7920
営業時間:月~土、祝前日午前11時30分~午後11時、日祝は午後10時まで。無休。
店舗規模:125席(店内115席、テラス10席)
〈畜産日報2022年10月31日付〉