二葉「東扇島冷凍物流センター3号棟」竣工、グループ合計30万5千tの庫腹に、2024年の創業100年に向けさらなる成長の基盤構築、顧客のニーズに対応

二葉 東扇島冷凍物流センター3号棟
二葉 東扇島冷凍物流センター3号棟

株式会社二葉(本社:東京都港区、鈴木英明代表取締役社長)は2月13日、東扇島冷凍物流センター3号棟の竣工式を行った。

2021年10月に着工しており、同社として、京浜港では2009年9月の大黒第二冷凍物流センター2号棟以来14年ぶりの新センター誕生。2022年3月に開業した南港冷凍物流センター2期棟と合わせグループ合計30万5千tの庫腹となる。二葉は、2024年に創業100周年を迎える中で、さらなる成長の基盤を構築し、顧客のニーズに応えることとしている。

二葉 東扇島冷凍物流センター俯瞰イメージ図(左奥が3号棟、右奥が1号棟、前が2号棟)
二葉 東扇島冷凍物流センター俯瞰イメージ図(左奥が3号棟、右奥が1号棟、前が2号棟)

3号棟の特徴は、
〈1〉3温度帯2万6320tの容量とロングスパンのゆとりある荷捌き
〈2〉東扇島2号棟の北西側に隣接し、1、2号棟との連動性とバランスを考慮した施設
〈3〉RC-S構造(柱を鉄筋コンクリート(RC)造で、梁を鉄骨(S)造で構成したハイブリッド構造)により倉庫内の柱を最小限に抑え収容パレット数の増加を実現
〈4〉全ての荷捌きを定温化、トラックバース15台(エアシェルター+オーバードア)で搬出入効率化を実現し、さまざまな顧客ニーズへの対応力を強化
〈5〉トラック予約受付システム導入によりトラック待機時間削減及び業務効率化を目指す

環境・衛生管理・災害対策では、
〈1〉自然冷媒冷凍機(CO2/NH3)を導入
〈2〉1階陽圧システム導入。安定した温度管理が可能。外気・虫・ほこりの侵入抑制
〈3〉温度管理可能な衛生的な検品室3部屋完備
〈4〉BCP対策(事業継続計画:緊急時に事業継続するための計画)として非常用発電機導入
――などの万全の対応を行っている。

【東扇島冷凍物流センター3号棟の概要】
▽所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島22-6
▽敷地面積:8175.45平方メートル
▽構造設備:鉄骨鉄筋コンクリート造、CO2/NH3、CO2自然冷媒設備
▽設備能力:2万6,320t(F級・CF級・C級・定温)[1号棟2万145t・2号棟2万3,005t・3棟合計6万9,470t(F級・CF級・C級・定温)]
▽バース:15台(エアシェルター、一部ドックレベラーを設置)[1号棟19台・2号棟16台・3号棟15台、合計50台]
▽設計会社:株式会社横河建築設計事務所
▽施工会社:鹿島建設株式会社
▽冷設会社:三菱重工冷熱株式会社

〈畜産日報2023年2月14日付〉

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