「イシイのおべんとクン ミートボール」リニューアル、アルチェネロの有機トマトペースト使用、「お披露目製品試食会」開催/石井食品・日仏貿易
石井食品と日仏貿易は3月15日、東京都千代田区の日仏貿易(株)Le STUDIOで、「石井食品×アルチェネロ お披露目製品試食会」を開催した。
「おべんとクン ミートボール」で、オーガニックメーカーであるAlce Mero S.p.A(以下、アルチェネロ)のイタリア産有機トマトペーストの使用開始を記念したもの。試食会にはインフルエンサーも招待され、石井食品のミートボールリニューアルの経緯やアルチェネロの紹介などが行われた。料理家のKEITAさんが調理デモンストレーションを行い、参加者はミートボールアレンジ料理に舌鼓を打った。
〈ミートボール通じ未来の子どもたちへつなぐ〉
今回、「おべんとクン ミートボール」で、アルチェネロの有機トマトペースト使用開始という大幅リニューアルを行い、2月以降に同商品が全国展開されている。アルチェネロのロゴを掲載し、パッケージのリニューアルした。
石井食品が、アルチェネロの有機トマトペーストを使用した背景には、アルチェネロとの共通理念に感銘を受けたことが大きいという。アルチェネロには、石井食品と同じく、生産者や消費者への配慮、自然環境を守り、次世代の子どもにつなぐ努力などの共通した理念やキーワードがあり、今回の取組みに至った。
石井食品は、〈1〉ミートボールをそのままでおいしく食べることができる〈2〉アレルギー対応の観点から、ミートボールには特注のパン粉を使用し、卵と牛乳は不使用〈3〉24年に50周年を迎えるミートボールを通じて、未来の子どもたちへつなげる――といった3点から「これからの地球と食」を考え、活動すると述べた。
ミートボールのアレンジレシピ開発にも力を入れる見込みだ。年間の売上げの7割をミートボールが占めており、同商品を大切な主力商品として進化させ、企業自体も進化したいとも述べた。今後、一部プライベートブランドでもミートボールの販売が行われる予定。
アルチェネロ製品を取り扱う日仏貿易の矢﨑瑚都氏(ビジネスサポート部プロダクト&マーケティング課プロジェクトマネージャー)から、アルチェネロに関する説明が行われた。
アルチェネロは、欧州でも有数のイタリアのオーガニックメーカーで、イタリア産のパスタやトマト製品などを販売している。環境へ配慮し、オーガニックへの取組みを掲げ、「アルチェネロ農業協同組合」と養蜂家の組合によって、1978年にアルチェネロが誕生した。アルチェネロは、人と自然を尊重し、イタリア産やおいしさにこだわりをみせる。石井食品のミートボールに使用されるトマトペーストは調味料を使わず、トマト本来の味で、さらにおいしさを引き立たせるために、7~9月の旬の時期のトマトを使用している。石井食品、日仏貿易、アルチェネロの各社社長からのビデオメッセージも上映され、今回のリニューアルへの喜びの言葉を送った。
このほか、石井食品の池田明子氏(執行役員顧客体験デザイン部広報チームマネージャー)から、石井食品の会社概要やこだわりなどが紹介された。
石井食品は、2026年に創業80周年を迎える食品会社。チキンハンバーグやミートボールが主力商品で、年間300種類以上の商品を開発・販売しており、工場は千葉、京都、佐賀の3カ所に展開。「真(ほんとう)においしいものをつくる~身体にも心にも未来にも~」と企業理念を刷新し、身体にも心にもおいしさを届け、地球資源に感謝し、未来に向けて次世代や子どもの笑顔にもつながるように活動している。
石井食品三大原則には、▽無添加調理▽厳選素材▽品質保証番号――の3点がある。無添加調理では、化学調味料や保存料などを使わず、素材そのままのおいしさを引き出す調理法で商品を製造している。無添加調理でおいしさを引き立たせるためにも、素材にこだわり、社員が一丸となり厳選素材の調査や調達を行う。各商品には品質保証番号が付けられ、石井食品ウェブサイトの「OPEN ISII」で検索すると、原材料、産地、製造日、農薬残存検査状況などを確認することが可能。
また、一般家庭で使用する原材料で製造しており、「イシイの本気は裏(原材料名など)に出る。」とこだわりをみせる。無添加調理には生産者がよい環境でよい食材を作ることが必要で、そのような環境作りなどに寄与したいと考え、「日本一、生産者と地域に貢献する食品会社になる」と経営目標に掲げた。
イタリア現地でも修行し、現在は自宅料理教室や出張講師などで活躍中の料理家のKEITAさんによる調理デモが行われ、「ミートボールパスタ」を実演した。他にも試食会では「ミートボールミネストローネ」も提供された。
「ミートボールパスタ」「ミートボールミネストローネ」ともに家庭で簡単に子どもと調理でき、食育にもつながるレシピ。KEITAさんによると、ミネストローネは、野菜本来のおいしさを引き出しつつ、ミートボールを入れることにより、野菜も一緒に食べようと子どもに意識を持たせやすい側面もあるという。
石井食品は、レトルト技術を活用し、自衛隊で採用された常温保存ミートボールの通販を開始している。同商品でも、アルチェネロの有機トマトペーストを使用。殺菌工程と包装資材を変え、光と空気を遮断することで、おいしさは変わらず、常温で約1年の長期保存を実現した。ローリングストックや、キャンプなどのアウトドアでの利用で、人気を獲得している。「地域と旬」の取組みも継続し、好評を博した千葉県白子町の新玉ねぎを使用したハンバーグを今年も販売する見込みだ。
〈畜産日報2023年3月23日付〉