日本ハムファイターズ「エスコンフィールド」で開幕セレモニー、ダルビッシュ有「世界がまだ見ぬボールパークを作ろう」
プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」は3月30日、新球場「ES CON FIELD HOKKIDO」(エスコンフィールド)で東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕戦にあたり、開幕セレモニーを行った。
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他のセリーグ・パリーグのカードより1日早い開幕となり、その様子は多くのニュース番組で紹介された。また、会場は試合開始前から満席となり、3万1千人が入場したと報道された。
オープニングは最新鋭の技術と設備を用いた照明・音響・プロジェクションマッピングで特別な空間を演出した。歌手の小柳ゆきさんが札幌交響楽団の演奏のもと「You Raise Me Up」を披露、続いて世界的な絵本作家・五味太郎氏が描いたアニメーションが大型ビジョンで展開され、ビジョンの中で子どもからボールを受け取ったダルビッシュ有投手(所属チーム:サンディエゴ・パドレス)が「世界がまだ見ぬボールパークを作ろう。2023プレーボール!」と宣言した。
北広島市内の小中高生が屋根に向けてランタンを放つと、ガラスウォールの外で花火が打ち上がり幻想的な雰囲気を醸し出した。画面はロッカールームに切り替わり、松本剛選手会長が、「この世界一の球場でプレーできることに喜びを感じて、とにかく全力で戦おう。今日勝たないと男じゃない、勝ちに行こう」と士気を高め、全員が次々とグラウンドへ登場した。
始球式では栗山英樹前監督が投手、トレイ・ヒルマン元監督が捕手を務め(当初はヒルマン元監督が投手の予定だが、栗山前監督に投球を求める)、打席には梨田昌孝元監督が入り場内をわかせた。
ニッポンハムグループでは、2030年のありたい姿としてVision2030「たんぱく質を、もっと自由に。」を掲げ、「食やスポーツを通じた地域・社会との共創共栄」の具現化に取り組んでいる。エスコンフィールドを含めた「北海道ボールパークFビレッジ」のコンセプトである「共同創造空間」の実現は、同社グループが目指す形の1つとなっている。北海道産食材の活用とニッポンハムグループの強みを活かし、飲食事業を通じて「Fビレッジ」を訪れる人々に「おいしさの感動」を提供していく。
〈畜産日報2023年4月5日付〉