西日本ベストパッカーが「エコシップマーク認定事業者」に認定/プリマハム
プリマハムのグループ会社、西日本ベストパッカー(鹿児島県いちき串木野市)は6月2日、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会(東京都千代田区)が選出する「2022年度エコシップマーク認定事業者」に認定されたと発表した。
「エコシップマーク」は、モーダルシフトの推進を目的に、同実行委員会が、国土交通省海事局の協力で2008年7月に創設した制度。一定以上の割合で海上輸送を利用する荷主企業、物流企業に同マークの使用を認定している。マークは商品やカタログ、車体などに使用でき、海上輸送を通じて環境対策に貢献する企業の証としてアピールできる。2022年度の認定事業者は、西日本ベストパッカーを含め27社が選定された。
西日本ベストパッカーは、プリマハムグループ農場から豚生体を集荷し、と畜・食肉処理加工された製品を鹿児島県内の工場から神奈川県にある冷蔵庫へ輸送する際、大阪への海上輸送を活用し、トレーラーでの無人航送を拡充するなどして乗務員の労働負荷低減、CO2排出量の削減について、物流業の(株)エルス串木野営業所と連携して積極的に取り組んでいる点が評価された。
プリマハムグループは、重要課題のひとつに「温室効果ガス排出量の抑制」を掲げ、2030年度までに CO2排出量 24.3%削減(2021年度比)することを目標としている。同社では今後も持続可能な物流体制を構築していくとコメントしている。
〈畜産日報2023年6月5日付〉