「黒の匠®」がジャパンフードセレクション「グランプリ」受賞—伊藤ハム米久HD
伊藤ハム米久ホールディングスは11月15日、グループが販売するブランド豚肉「黒の匠®」が、(一社)日本フードアナリスト協会主催の「第69回ジャパン・フード・セレクション」で、最高位の「グランプリ」を受賞したと発表した。同社にとって同セレクション・グランプリの受賞は初となる。さらりとした甘みのある脂や、豚肉本来の味・うまみが感じられることなどが評価された。
「黒の匠®」は、協力農場で概ね200日以上じっくりと丹念に育てられた豚肉で、「豊かなうまみときめ細かい肉質」が特長という。サツマイモを10~20%含むこだわりの飼料を一定期間給餌することで、豚肉のうまみとコクを引き出している。グループ会社のサンキョーミート(鹿児島県志布志市)で、徹底した衛生管理・品質管理体制のもと食肉加工されており、安定した供給が可能だ。
ジャパン・フード・セレクションは、フードアナリスト2万3,000人による審査委員会で、書類審査、アンケート調査、1次・2次審査、最終審査、本審査の段階を経て「グランプリ」「金賞」「銀賞」「銅賞」が決定される。今回、「黒の匠®」は初出品で「グランプリ」を獲得した。
同社によると、▽さらりとした脂で甘みを感じることができ、しつこさを感じない▽豚肉本来の味やうまみが感じられる黒豚ブランド▽肉質が柔らかく、肉のうまみが濃いため、素焼きでも十分なおいしさを感じる▽黒地に金文字のロゴシールに高級感があって、何より日本らしさを感じる――などの評価を得たという。
〈畜産日報2023年11月16日付〉