北海道日本ハムファイターズが「HEROs AWARD2023」スポーツ団体部門を受賞、プロ野球チームとして初の受賞、スポーツ・コミュニティ活動が評価される
日本ハムグループ企業である北海道日本ハムファイターズはこのほど、アスリートやスポーツによる社会貢献活動の優れたロールモデルを表彰する「HEROs AWARD」のスポーツ団体部門を受賞した。12月18日に東京都内で行われた授賞式には、小村勝代表取締役社長、稲葉篤紀ファーム監督、清宮幸太郎選手が出席した。
「HEROs AWARD」は、公益財団法人日本財団が2017年に開始した「HEROs Sportsmanship for the future」プロジェクトの取り組みの一つ。アスリートによる社会貢献活動を促進することで、スポーツでつながる多くの人の関心や行動を生み出し、社会課題解決の輪を広げていくことを目的としている。「HEROs AWARD」では過去に、有森裕子氏や、本田圭佑氏、千葉ジェッツふなばし、日本プロ野球選手会をはじめとする30アスリート・団体を表彰してきた。
北海道日本ハムファイターズを代表してトロフィーを受け取ったのは、15年からスポーツ・コミュニティ・オフィサーとして、「SC(スポーツ・コミュニティ)活動」の旗振り役を務めてきた稲葉ファーム監督。プロ野球チームとしては初めてこのトロフィーを手にした稲葉監督は、「15年からSC活動としてさまざま取り組んできた。『本当に地域のためになっているのだろうか?』と思うこともあったが、今、このような賞をいただき、改めて継続することの大事さを実感した」とあいさつした。
ともにステージに上がった小村代表取締役社長は「球団としてこれ以上嬉しい賞はない、と思うような賞をいただいた。この活動には選手の協力は不可欠だが、試合の合間やシーズンオフにも参加してくれた。今後も、この賞に恥じぬよう、ますますSC活動に取り組んで地域に貢献していきたい」と話した。
ニッポンハムグループは30年のありたい姿として「Vision2030」を策定し、“たんぱく質を、もっと自由に。”を企業メッセージとして変革のための挑戦を続けている。その中で未来に向けて取り組むべきマテリアリティ(重要課題)の一つに「食やスポーツを通じた地域・社会との共創共栄」を掲げている。2023年3月、北海道日本ハムファイターズのホームスタジアムである「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核とした「北海道ボールパークFビレッジ」が北海道北広島市に開業した。球場を建設するという既成概念から脱却し、「ES CON FIELD HOKKAIDO」を中心とした新しい街づくりはニッポンハムグループの挑戦を代表するもの。同社では、「今後も北海道日本ハムファイターズ及びニッポンハムグループは食とスポーツの新たな可能性に向けて挑戦していく」としている。
〈畜産日報2023年12月21日付〉