岩手県・久慈ファーム「おそ咲きノ豚」立ち上げ、日本初の大貫豚ブランド

久慈ファーム「おそ咲きノ豚」調理例、肩ロースを使ったチャーシュー丼
久慈ファーム「おそ咲きノ豚」調理例、肩ロースを使ったチャーシュー丼

久慈ファーム(有)(本社:岩手県二戸市、久慈剛志社長)はこのほど、日本初の大貫豚ブランド「おそ咲きノ豚」を立ち上げたと発表した。

飼育期間の長い親豚である大貫豚が持つ、一回り大きなサイズ感や食べ応えがある歯応え、強いうま味といった特徴を生かし、大貫豚をブランド豚として訴求していく。

久慈ファーム「おそ咲きノ豚」
久慈ファーム「おそ咲きノ豚」

久慈ファームはこれまでも大貫豚を食肉として取り扱っていたものの、「等外」としての出荷しかできなかった。ただ、親豚である大貫豚も同社の主力ブランド「折爪三元豚 佐助」と同様の育て方をしており、その肉質には自信を持っていたという。こうしたなか、今回、同社の強みである出産から肥育、出荷までを行う一貫生産により、“身元がわかる大貫豚”としてブランディングを行うに至った。

「おそ咲きノ豚」は、噛み応えのあるしっかりとした食感に加え、平均的な豚肉に比べてグルタミン酸・アスパラギン酸の含有量が1.7倍と強いうま味が特徴で、豚肉本来の味の濃さを体感できるという。また通常、豚の出荷月齢は約半年となる一方、大貫豚である「おそ咲きノ豚」は3年半をかけて大きく育てられている。このため、大貫豚ならではの利点として、部位ごとのサイズ感が大きいことやグラム単価のコストパフォーマンスに優れていることも強みという。

久慈ファームによると、「大貫豚はひき材として使われることが多いなか、それだけではない価値があるのではないかと感じていた。現在、柔らかい肉質が主流となるなかで、大貫豚が持つ歯応えやうま味を訴求し、選択肢のひとつとして提案していきたい」とコメントしている。

また、久慈ファームの「おそ咲きノ豚」特設ページでは、部位ごとにおすすめの調理法なども紹介している。

◆久慈ファーム「おそ咲きノ豚」特設ページ

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