ニュー・クイック、「山形牛を使ったPREMIUMクラフトバーガーキット」を限定販売

「山形牛を使ったPREMIUMクラフトバーガーキット」
「山形牛を使ったPREMIUMクラフトバーガーキット」

〈YouTubeチャンネル「nikuhack」とのコラボ企画、ひき肉の魅力を訴求〉

精肉専門店のニュー・クイック(東京都中央区、林浩二社長、全国95店舗)はこのほど、YouTubeチャンネル「nikuhack」とのコラボレーションで「山形牛を使ったPREMIUMクラフトバーガーキット」を発売した。手作りによる1,100セットの数量限定で、3月20日まで各店で注文を受け付けている(受取り日は29日、30日)。パティは山形牛のスネ肉を100%使用し、濃厚なうまみと食感を楽しむことができる。今後は、ECでも販売を予定している。1セット2人前で税込み3,024円(冷凍)。

「nikuhack」は、京都府福知山市の精肉店「谷牧場」が手掛けているチャンネル。部位のカットや食肉に関する話題など動画240本を配信しており、登録者数は10.8万人の人気のチャンネル。チャンネルを通じて発信する精肉店の仕事の情熱に感銘を受けたニュー・クイックがアプローチをかけ、今回の精肉店同士のコラボ企画が実現した。

原料の「山形牛」はニュー・クイックが提供し、谷牧場が1つずつ手作業によって製造する。谷牧場は福知山市内にクラフトバーガー店を展開しており、そのノウハウを生かし、パティ(150g)は塩コショウのみの味付けと、赤身のおいしさと食感を楽しむことができる配合とひき目に仕上げた。ベーコンは、ニュー・クイックのプライベートブランド(PB)「横濱グルメ倶楽部」の商品を、バンズは兵庫県丹波市の「市島製パン研究所」が考案し、同市の「ら・ぱん工房来古里(きこり)」で焼き上げたものを使用するなど、素材にもこだわった。

11日には東京都板橋区のニュー・クイック仲宿店のテストキッチンで商品発表会が開かれ、林社長のあいさつのあと、同社販売本部販売促進部の長塚博部長と谷牧場の谷慎太郎取締役が新商品にかける思いを披露した。

(左から)林社長、谷取締役、長塚部長、横田英夫ニュー・クイックマーケティング部部長
(左から)林社長、谷取締役、長塚部長、横田英夫ニュー・クイックマーケティング部部長

長塚部長は、「チェーン店と個人経営の違いがあっても、精肉店の仕事に対する熱い思いは変わらない。そこで一緒に何かできないか、谷牧場にDMを送った」と企画の背景を紹介したうえで、「山形牛は日本を代表する牛肉のひとつ。当店でも常時販売しているが、ひき肉はスポットが当たり難い存在だった。非常に味わいが良く、ひき肉の魅力をもっと発信できればと、バーガーキットの販売となった」と説明した。

谷取締役は「スネ肉も味わいがしっかりしている。バーガーキットは一般に馴染みのある商品ではないが、作り方の動画などを伝えることで、家庭でつくる楽しさも感じてもらいたい」とアピールした。

「山形牛を使ったPREMIUMクラフトバーガーキット」
「山形牛を使ったPREMIUMクラフトバーガーキット」調理例

〈畜産日報2024年3月13日付〉

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