明治、岡山・倉敷に新工場 約180億円投資 「ザバス」「アミコラ」など生産、栄養事業強化へ

新工場完成イメージ図(明治)
明治は、約180億円を投じて岡山県倉敷市の玉島ハーバーアイランド内に、栄養事業の新工場を建設する。今年4月頃着工し、19年11月に生産を開始、生産品目はザバスプロテイン(粉末タイプ)、アミノコラーゲン(粉末タイプ)など。

スポーツ栄養市場の急速な拡大、中でもプロテイン市場がアスリート増に加え、引き締まったカラダづくりやスタイルアップなどを目的とする層にまでユーザーが拡大し、17年度の見込みが約300億円、10年前に比べ約3倍の規模に成長していることから、ザバスやアミノコラーゲンの増産に向け、新工場建設に踏み切るもの。スポーツへの関心や健康維持・向上に対する意識の高まりは、20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて年々強まり、市場拡大はさらに進むと見ており、国内のプロテイン市場をさらにけん引していく構え。

現在はミルクプロテインプロジェクトにおいて、たんぱく質の価値訴求を行い、ブランド価値を一層向上させる活動を進めており、35年以上にわたりザバスでトップアスリートをサポートし続けてきた知見を活かし、「市場の活性化に貢献していく」(同社)。新工場の投資金額は約180億円(うち約14億円は用地取得費用)。延床面積約3万平方m、生産能力は年間約1万1000t。

〈食品産業新聞 2018年2月19日付より〉

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