森永乳業 長野・松本市支援で紺綬褒状 ヘルスケア中心に地域産業活性化

松本市・小林部長(左)から紺綬褒状を受け取る森永乳業・大川専務
森永乳業は、長野県松本市のヘルスケア分野を中心とした地域産業活性化と、市民の健康増進を目的とした支援に対し、国から授与される紺綬褒状をこのほど受章した。

1月23日には伝達式が行われ、松本市の小林浩之商工観光部健康産業企業立地担当部長から、同社の大川禎一郎専務取締役兼専務執行役員研究本部長へ、紺綬褒状が手渡された。松本市は、「健康寿命延伸都市構想」を掲げ、11年に同構想に必要な研究や情報発信を行う松本地域健康産業推進協議会を設立、17年には健康増進と医療・介護・健康分野の新たな産業創出を支援する「松本ヘルス・ラボ」を立ち上げており、同社はこの活動に賛同し14年に同協議会に加盟、機能性素材「ラクトフェリン」などを用いて松本地域の大学と共同で臨床研究を進めている。

今回はこうした取り組みに対する受章となり、同社は「今後も、人々の健康維持と笑顔のあふれる豊かな社会の実現に向けて、産官学民の連携を進めていく」としている。

〈食品産業新聞 2018年2月26日付より〉

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