“売れすぎ”で休止のアイスクリーム「ブリュレ」、関西・中部で販売再開/オハヨー乳業

オハヨー乳業「ブリュレ」
〈東京・大阪・名古屋でサンプリング〉
オハヨー乳業は、17年4月の発売後に計画以上の売れ行きで販売を一時休止していたアイスクリーム「ブリュレ」の関西・中部エリアでの販売再開を記念し、大阪、名古屋、東京の3カ所でユニークな商品サンプリングを行う、3月1、2日は大阪で終えており、17、18日は東京・渋谷、31日、4月1日は名古屋・栄で実施。

同アイスは20年前の「焼アイス」に再度挑戦したいという若手の声に開発チームが結束し、当時の技術に新技術を加え開発を試みたもの。最も苦労したのは、焦がしカラメルのパリパリ感を持続させる点であり、海外出張で食べたクレームブリュレにヒントを得て、「冷菓に真逆の焼き工程を加える先人の技術を受け継ぎながら、理想のパリパリ感を実現した。満足感の高いデザートとして仕上げており、20年先も存在する商品にしていく」(マーケット・バリュー戦略本部室)という気合の入った大型商品。北海道産の乳原料を用いたベースの濃厚ミルク、カラメルの焼き目、おしゃれな箱入りパッケージなどがアピールポイント。104ml、オープンプライス。

昨年4月の発売時は前評判も高かったことから、全CVSはじめ高質SMなどに導入、実勢売価は300円弱の高価格帯だったが、SNSでの話題拡散もあって想定以上に売れた。

発売再開サンプリングでは、「オトナ度」を診断するイベントを開催。モニターに表示される3問題に回答すると、正解数に応じて食べる場所の豪華さが決まるという遊び心あるサンプリングとなっている。

〈食品産業新聞 2018年3月8日付より〉

【関連記事】
コンビニアイスに広がる“お一人様需要” 求められるのは「価格に見合う満足感」
忙しい朝には”朝食向けアイス”を 森永製菓「グラノーラビスケットアイス」
「コカ・コーラ」史上初のフローズン飲料 “シャリシャリ食感”実現に構想から8年
秋冬限定の「雪見だいふく」、全国で通年販売へ/ロッテアイス
オハヨー乳業、コペンハーゲン大・ツェットマン教授招き“口腔ケアとロイテリ菌”セミナー
オハヨー乳業「ロイテリヨーグルト」大規模プロモ、CMにシシド・カフカさん
オハヨー乳業らのアイス製造衛生功労讃える―日本アイスクリーム協会