チョコミン党「総選挙」を大阪で開催、関西人へアプローチ 赤城乳業「チョコミント」を無料配布
赤城乳業は、昨年東日本で起きたチョコミントブームを、西日本にも広げようと3月30日、大阪府大阪市のグランフロント大阪うめきた広場サブスペースで、チョコミントアイス約3000個のサンプリングイベント「チョコミント 総選挙サンプリング」を大々的に行う。
昨年ブームとなったチョコミントは、全国的に見ると特に関西圏での支持が弱く、チョコミントフレーバーが店頭に入りづらい状況にあることから、今回「本当に関西の人はチョコミントが嫌いなのか好きなのかを、検証することも含めてサンプリングを行う」(赤城乳業)。
「#チョコミン党」というファンの間で流行のハッシュタグにちなんで、チョコミン党という政党が演説をするかのように、サンプリング会場を選挙風に仕立ててアイスの無料配布を行い、食べ終わった後のスプーンを「好き」「嫌い」のゴミ箱型投票箱へ投票してもらい、「その真偽を大阪で検証する」(同社)。
当日は「出口調査tweet」として、好き、嫌いの進捗状況を赤城乳業公式ツイッターで発表していく予定。投票結果については、4月上旬にチョコミントのブランドサイト、同社公式ツイッターで発表する。
選挙当日を盛り上げる策としては、事前に大阪で取材したチョコミント好き派、嫌い派のWEB動画をブランドサイト(https://www.akagi.com/brand/choco-mint)で公開中。
大阪で実施した「好き派、嫌い派」事前取材(赤城乳業「チョコミント」ブランドサイト内で動画公開)
なお、同社の18年12月期売上高は12年連続増収の471憶円。「チョコミント」は1978年発売の「ブラック」の姉妹品で、18年は恒例のユニークな話題作り、話題化に加え、チョコやスイーツでもチョコミントが注目フレーバーとなり外的環境も後押しして大ブレイクした。
しかしエリアで見るとチョコミントフレーバー自体のシェアが西日本は低く、今年はCMも大阪限定で投下し、大きな話題化で同フレーバーの西日本エリアでの売場定着を目指す。「東日本で起きたブームを西日本でも作りたい。大阪人にも食べてもらいたい」(同社担当者)。