アサヒ飲料、深化した「健康チャレンジ!」全社一丸で健康に貢献

アサヒ飲料は、人々の健康意識が高まる中、健康で快適な生活に貢献することを目指し、昨年スタートした「アサヒ飲料健康チャレンジ!」をさらに深化させ、2月から順次スタートする。毎日の飲み物を通じてココロもカラダも健康になれることを目的とした、アサヒ飲料の全部門・全社員で取り組む活動だ。

同チャレンジの柱の一つ目は、『健康価値を提供するサービス・活動』だ。これは、顧客の健康意識を向上させるとともに、信頼、期待される存在になることを目指し、商品・体験・情報を駆使した活動を通して顧客とのコミュニケーションを深めていくもの。

具体的には、〈1〉「健康チェックイベントの開催」に取り組み、スーパー等のイベントスペースで、骨密度のチェック、血管年齢、体内年齢といった健康数値の測定などを行う。2017年は全国で30回実施(約3000人が参加)したが、今年は200回の実施を目指す〈2〉「アサヒ乳酸菌勉強会の実施」では、子どもから大人まで、楽しみながら乳酸菌について勉強できる“アサヒ乳酸菌勉強会”を実施する。社員自らが講師となり顧客とコミュニケーションを深めていく〈3〉「情報サイトのオープン」については、寿命100歳時代を健康に楽しく生きぬくためのメディア“Challenge100”特設サイトを設けた。同チャレンジから健康に関する様々なモノ・コト・情報を発信する――。

活動の2本目の柱は、『社員自身の健康サポート』に取り組むこと。社員自らが健康とは何かを考え、学び、実践することで、“今、そしてこれからの世の中の人たちが本当に求めているもの”の提供を目指す。具体的には、社員が毎日の健康への取り組みを専用アプリで記録し、ポイントをためるオリジナルプログラムを開発し、3月から開始する。獲得ポイントに応じて健康グッズや寄付と交換できる仕組みだ。

また、スポーツ庁が推進する「FUN+WALKPROJECT」へ参加し、スニーカーでの出勤、勤務を可とし、歩きやすい環境整備を始める。そして、社員の体調管理と健康意識向上を目的に、「社内サンプリングの実施」として、定期的に社内で健康飲料の提供も行う。健康に対する課題意識が高まる時期に、商品を社員自らが継続して飲用、体感することで、自らの体調管理と社外に向けた活動に活かす考えだ。

そのほか、昨年発売した乳酸菌で体脂肪を減らす「カラダカルピス」など独自の健康価値を持つ商品の提供や、研修と試験で認定される「乳酸菌マスター制度」を社員対象に設置した。同社はESG活動を強化しており、「健康チャレンジ」もその一環となっている。

〈食品産業新聞 2018年2月8日付より〉

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