登山者のコーヒータイムにスティック増加、味の素AGF社は利便性と省ゴミを訴求

「ヤマケイ涸沢フェスティバル2018」味の素AGFブース
夏になり、各地の山が登山者でにぎわっている。最近の登山装備は、高機能化や軽量化が進み、安全で快適な登山をサポートしているが、リラックス時のお供であるコーヒーにも変化があるという。

山岳関連の書籍などを発行する「山と渓谷社」の中橋秀和さんに、登山時のコーヒー事情について聞くと、「そもそも山とコーヒーはものすごく親和性が高く、ほとんどの登山者がいろいろな形で山でのコーヒーを楽しんでいる。最近の傾向は、お湯さえあれば楽しめる利便性から、スティック状のものを持っていく方が多くなった」という。

お湯を用意すること自体が難しいのではと思ってしまうが、中橋さんは、「何度も登山される方は、お湯を沸かす器具や、お湯そのものを持っていくことを当たり前のようにやっている。そういう意味からも、お湯はあるので、スティックを持って行って自分のカップに入れて飲む方がすごく増えた。また、最近は水に溶けるタイプもある。山頂手前の少しゆっくりできるところなどでコーヒーを楽しまれている。山は水がとてもおいしいので、コーヒーも普段よりおいしくなるだろう。安全を第一に考えながら登山を楽しんでほしい」とした。

7月26日~29日に穂高連峰の3会場(長野県)で開かれた「ヤマケイ涸沢フェスティバル2018」(山と渓谷社主催)では、山を深く知り、登山技術を習得できるプログラムが実施された。上高地にほど近い徳沢会場ではブース出展もあり、アウトドアメーカーや登山に役立つグッズを紹介する「マツモトキヨシ」のほか、食品分野では、保存料無添加で長期保存できる「コモパン」のコモ社や、コーヒーメーカーの味の素AGF社が出展した。

「ブレンディ カフェラトリー」スティック シリーズ商品(味の素AGF)

「ブレンディ」スティック シリーズ商品(味の素AGF)

味の素AGFのブースでは、「ブレンディ カフェラトリー」スティックの味わいを紹介するテイスティングを実施。同社担当者は、「いつでも、どこでも、どんな時でも、お湯さえあればすぐ飲めるというスティック商品の価値を登山客の方にお伝えしている。スティックは、飲んだ後に小さく折り畳めて持ち帰りやすく、甘みのある商品であれば、安全に登山する上で欠かせない糖分補給もできる。ブースに立ち寄って下さったお客様はすでに利用されているという方が多く、アウトドアでの広がりを感じている」と話した。