スマホ注文で登録レストランの料理を配達 「ウーバーイーツ大阪」、サービス開始

「ウーバーイーツ大阪」には話題店も多数参加
〈登録スタッフが“空き時間”を使って配達する「シェアリングエコノミー」〉
Uber Japan(株)は4月26日から、大阪市内の一部地域でフードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の提供を開始している。

同サービスはスマートフォンアプリでレストランパートナーとして登録されているさまざまな飲食店から料理を注文し、デリバリーを受け取ることができるというもの。現在、世界35カ国200以上の都市でサービスが提供されており、レストランパートナーは10万軒以上に上る。日本では16年に東京、17年には横浜でサービスが開始された。配達するのは配達パートナーとして登録されているスタッフで、シェアリングエコノミーの概念に基づき、登録者は空き時間を使って配達する。

〈250軒以上のレストランパートナー・400人以上の配達パートナーが登録〉
配送手段は自転車や原付バイクで、専用の保温・保冷バッグで料理を配達する。大阪エリアでは250軒以上のレストランパートナーと、400人以上の配達パートナーが登録されている。スタートに先駆けて開催された説明会では、タレントのタージン氏と堀ちえみ氏が登壇し、実際に利用した経験などを語った。

堀ちえみさん(左)、タージンさん(右)

堀ちえみさん(左)、タージンさん(右)

大阪でのサービス開始を記念して5月31日までの期間、大阪エリアでキャンペーンを実施する。期間中は通常380円の配送手数料が無料になる。Uber Eats アジア太平洋地域統括部長のラージ・ベリー氏は「登録店舗の売上げを分析するなどのサービスもあり、登録店にとってもビジネスを伸ばすチャンスになる。今年中に京都・神戸エリアでの稼働を予定している」と抱負を語っている。

〈「Uber Eats」大阪サービス概要〉
▽通常営業時間=午前9時~深夜0時(レストランパートナーによって異なる)
▽レストランパートナー数=250以上
▽登録配達パートナー数=400以上
▽配送手数料=一律380円(税込)、最低注文金額なし
▽サービスエリア=大阪市内10区(中央区、北区、西区、浪速区、天王寺区、福島区、都島区、阿倍野区、西成区、大正区)を含む一部地域

「Uber Eats」大阪サービスエリアマップ

「Uber Eats」大阪サービスエリアマップ(2018年4月時点)

〈食品産業新聞 2018年5月10日付より〉

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