ゴディバがファミレスと初コラボ、デニーズにチョコレートサンデー・チョコレートミニパルフェ・チョコレートパンケーキ
GODIVA(ゴディバ)がファミリーレストランとコラボレーションをするのは今回が初めて。
セブン&アイ・フードシステムズとゴディバジャパンは11月6日、発表会・試食会を開催。セブン&アイ・フードシステムズの小松雅美社長は、「他の企業と開発段階から一緒になってメニューを作ったのは今回が初めて」とし、約1年がかりで、検討・開発を進めてきたという。
今回発売する3商品は、新たに開発した食材を使っている。薄く伸ばしたクレープ生地を焼いて細かく砕いた「フィアンティーヌココア」、カカオの苦味と甘さを感じることができる「カカオゼリー」、GODIVAコラボでブラッシュアップした「ミルクチョコクリーム」、アイスとは違いミルクなどを加えていない「カカオソルベ」など。
監修を行ったゴディバジャパンのショコラティエ、ヤニック・シュヴォロー氏は、日本人が好む食感を楽しめる3商品に仕上げたとし、各商品について以下のように説明した。
〈デニーズ×ゴディバ 3つのデザートメニューを展開〉
「GODIVA チョコレートサンデー」は、一口ごと、各層で異なるチョコレートが体験できるサンデー。GODIVA(ゴディバ)監修のならかなミルクチョコレートクリームをはじめ、カカオゼリー、アイスクリームなどを使い、上にはキャラメリゼしたバナナ、ラズベリー、カカオソルベをトッピングしている。カカオソルベは水をメインに使っているため、カカオ本来の味わいを楽しめるという。
デニーズ「GODIVA チョコレートサンデー」
「GODIVA チョコレートミニパルフェ」は、上記のサンデーのテイストを少し変えたミニサイズのパフェ。チョコレートクリームやアイスクリームのなめらかな口あたりと、ゼリーやココアコーンなど、食感の違いも楽しめる商品。トッピングのアイスクリームは、ソルベと違いミルクやクリームを加え、丸みを帯びた味わいだという。
デニーズ「GODIVA チョコレートミニパルフェ」
「GODIVA チョコレートパンケーキ」は、チョコレートを生地に練り込み、出来立ての温かさとアイスの冷たさが楽しめるふわふわのパンケーキ。注文が入ってから焼き上げる3枚のパンケーキに、温かいチョコソースをまとわせている。このチョコソースは、パンケーキ専用に開発したもの。カカオソルベとチョコレートアイス、ホイップクリームを添え、ラズベリーフレークとフィアンティーヌココアをまぶしている。
デニーズ「GODIVA チョコレートパンケーキ」
発表会で「GODIVA チョコレートミニパルフェ」を試食した。トッピングのキャラメリゼされたバナナ、チョコアイス、ラズベリー、チョコレートを食べた後、サクサクのココアコーンが入ったミルクチョコクリームの層から始まり、次の層にはカカオゼリー、さらにその下には軽い食感のフィアンティーヌココアと再びバナナが登場し、ミニサイズながらも満足感があり、最後まで楽しめた。
〈コラボレーションの経緯〉
デニーズは“ひと皿に豊かな明日を”、ゴディバでは“記憶に残る幸せなひと時を届ける”というブランドミッションを掲げている。
セブン&アイ・フードシステムズの小松社長は、両社が掲げるミッションに重なるところがあり、同じ方向を向いて取り組めるのではと思ったという。「ゴディバのブランド力・認知度を借りて、デニーズのデザートの位置づけをワンランク上げたい」とコメント。また、今回パートナーシップを結んだことから、「これからも一緒に新たなチャレンジをしていきたい」と意気込みを語った。
ゴディバ ジャパンのマーケティング&イノベーション本部 佐々木シニアマネージャーは、今回のコラボには2つの大きな意義があると語る。
1つは「出来たてのデザートを提供できること」。通常のゴディバ店舗(一部)では、ソフトクリームやチョコレートドリンクなどはあるがデザートは取り扱っておらず、来店客から「ゴディバのデザートはないのか」と聞かれることもあるという。今回のデニーズとのコラボは、ゴディバの出来たてのデザートを提供する機会となる。
2つ目は「子どもも楽しめるということ」。ゴディバにもミルクチョコレートなどを使った子どもも食べやすい商品はあるが、ほとんどが大人向けの商品。今回のメニューはファミレスで提供するため、子どもも楽しめる味わいに開発したという。
ゴディバ ジャパン ヤニックショコラティエ、セブン&アイ・フードシステムズ小松社長