焼肉きんぐ 特急レーン実装「川崎駅東口店」オープン、2店目の“都市型店舗”で認知拡大へ
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客席に料理を配膳する“特急レーン”設置店舗。都市型のビルイン店舗としては、「浅草ROX店」に続く2店舗目。「焼肉きんぐ」を展開する物語コーポレーションは8月3日、メディア向け発表会を開催した。
「焼肉きんぐ」は全国288店舗を展開し、郊外ロードサイドを主戦場とする焼肉食べ放題専門店。客席のタッチパネルを使ったテーブルオーダーのバイキング形式を採用している。幼児は無料、小学生は半額、シニア(60歳以上)は500円引きの割引サービスで、ファミリー層からの支持が厚い。“焼肉ポリス”と呼ばれる一部のスタッフが、客席を回っておすすめの焼き方や食べ方を案内する“おせっかい”な接客が特徴だ。
焼き方や食べ方を案内する“焼肉ポリス”は専用の腕章を着用している/焼肉きんぐ
今回オープンする「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」では、店内中央に2列の“特急レーン”を敷いている。レーンは上下2段あり、提供メニューの皿の大きさなどによって使い分けて配膳する。価格設定は、郊外ロードサイド店舗より約300円高く設定している。「58品コース」3,278円(以下税込)、「きんぐコース」3,608円、「プレミアムコース」4,708円、「ソフトドリンク&アルコール飲み放題」1,639円。
特急レーンの導入は2020年頃から、物語コーポレーションの本社近くの数店舗で試験的に行ってきた。席まで商品を運ぶのにかかっていた時間を“焼肉ポリス”の接客へ割り当てるなど、人にしかできないサービスの向上を目指す。また、飲食業界が抱える人手不足に対応する省人化の観点でも、導入を進めていくという。まずは、店舗面積100坪以上の既存店や新店で、できるところから実装していく方針だ。
特急レーン上段/「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」
特急レーン下段/「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」
焼肉きんぐはこれまでにも、配膳ロボット「みーと」を導入して効率化と接客サービス向上に努めてきた。特急レーン設置店舗では「みーと」との併用は行わない。
なお、焼肉きんぐでは、初の“都市型ビルイン店舗”として「浅草ROX店」を5月31日にオープンしたばかりだ。都市型店舗の主目的は、「今後の出店立地拡大を見据えた、次なる成長の源泉の発掘」と「認知拡大」の2つだという。駅前の繁華街立地などでも業態運営が成立するかどうかの検証も合わせて行っている。
物語コーポレーションの取締役 上級執行役員 FC事業・営業担当の木村公治氏は、食品産業新聞の取材に対して、「(寄せられた反響を見ると)初の都市型店舗『浅草ROX店』を出店したことにより、テレビなどを通じて焼肉きんぐを知っていたものの、来店経験が無かったお客様にも多く来ていただいている実感があります」とし、手ごたえを感じているようだ。
今回の「川崎駅東口店」については、「同じ川崎市にあるロードサイド店舗『川崎高津店』との相乗効果も期待したい」と話した。
物語コーポレーションでは、「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」オープンを記念し、8月16日から10月2日まで利用できる「川崎駅東口店」限定の10%割引クーポンをWEB配信している。
焼肉きんぐ「川崎駅東口店」オープン記念クーポン
〈「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」概要〉
◆住所
神奈川県川崎市川崎区駅前本町7-4 井門川崎ビル2階
◆営業時間
11:00~23:00
※政府や自治体の要請に伴い、営業時間変更や酒類の販売休止を行う場合がある。
「焼肉きんぐ 川崎駅東口店」店舗入り口