日本ハム冷凍食品 おかず・弁当両用の「肉道」シリーズ化、「ハピチキ」定番化/2020年春夏新商品6品・リニューアル品13品
今回は、昨秋発売して好調だった「炭火焼 牛カルビ焼肉」2品に今春発売する「直火焼 サイコロステーキ」を合わせて「肉道(にくどう)」シリーズとしてシリーズ化することで、売場で面展開を強化。また、昨年11月にスポット投入したフライドチキン「ハピチキ」を新商品として定番化するとともに、同品の季節限定フレーバーも投入する。幕張メッセで開かれたニッポンハムグループ展示会の会場で17日、鶴田道太社長らが出席し、記者発表会が開かれた。
「肉道 直火焼サイコロステーキ」(4個×2トレイ・90g)は、直火焼で仕上げたやわらかなサイコロステーキ。ご飯によく合う和風おろしソースを掛けた。肉は牛6:豚4でひき肉を結着・成形処理している。レンジ調理、製造工場は日本ハム惣菜新潟工場。
同品は、昨秋発売の「炭火焼 牛カルビ焼肉(コチュジャン入り旨辛たれ)」「同(シチリア産レモンのレモン果汁入り旨塩たれ)」とともに“ご飯が進む味”の「肉道」としてシリーズ化。これにより、「中華の鉄人 陳建一」シリーズでも結果が出ている売場での集合陳列提案を強化していく方針。
鶴田社長によれば、既存2品は弁当を想定して発売したが、想定より男性の購入が多く、弁当用途以外のおかず・つまみとしての需要も多いと見られることから、既存2品のパッケージのシズルを弁当箱から網焼きの場面に変更する。「ハピチキ~ハッピーフライドチキン~」(5枚240g)は、国産鶏肉を使用した骨なしタイプのフライドチキン。昨年11月中旬以降、数量限定のスポット商品として投入したところ、想定を大きく上回る好調を記録したため、定番化した。
また、4月1日には数量限定で「同 レモン味」も発売。シチリア産レモン果汁を使用した爽やかな味が特徴で、今後も季節ごとに数量限定フレーバーの投入を計画する。両品ともレンジ調理、製造工場は日本ハム惣菜宮崎工場。
「フライドチキン チーズ×チキチキボーン味」(6個102g)は日本ハムグループのブランドを活用し、チキチキボーンとチーズ味のコラボお弁当・おつまみの双方を狙った商品。レンジ調理or 自然解凍、製造工場は日本ハム惣菜宮崎工場。
「あげ玉とり天」(6個90g※2月1日発売)は国産鶏肉を使用し、衣に揚げ玉を使用したサクサクとした食感のとり天。うどんチェーンでとり天が一般化していることもあり、お弁当のほかうどんやそばのトッピングとしても訴求する。レンジ調理or 自然解凍、製造工場は日本ハム惣菜北海道工場。
「ケチャップソースのハンバーグ」(6個102g)は子どものお弁当にぴったりのひとくちサイズのハンバーグにケチャップソースを乗せた。レンジ調理or 自然解凍、製造工場は日本ハム惣菜新潟工場。
〈「みんなの食卓」は規格変更で陳列・収納しやすく刷新〉
また、食物アレルギー対応専用工場、東北日本ハムで製造している「みんなの食卓」市販冷食4品をリニューアル。「お米で作ったまあるいパン」(2個110g)「お米で作ったしかくいパン」(3枚×2袋123g)は規格変更で内容量を変更するとともに、「ハンバーグ」「ミートボール」もトレイを無くしてパッケージをコンパクトに変更した。これにより、売場での陳列時および家庭での収納時により便利になる。
鶴田社長は「毎日どこで売っているのかというお問い合わせが多く、まだ店頭展開が十分でない。展示会できちんと説明し、賛同企業とお取り組みを進めたい。また、欧米では体調を整えるためにグルテンフリーを意識する流れもあり、まだ先の話だがそれも視野に入れたい」とした。
〈冷食日報 2020年1月22日付〉