キリン「のどごしSTRONG」、発売1カ月強で100万ケース突破見込み
キリンビールは、1月23日に発売した「のどごし STRONG」(350ml缶、500ml缶)が、2月末には、年間目標の約3割にあたる100万ケースを突破する見込み。販売好調につき、年間販売目標を当初予定(約350万ケース)の約1割増となる約390万ケースに上方修正する。
同社では、好調の要因として次の点をあげる。
〈1〉新カテゴリー創造の兆し
「のどごし STRONG」は、「アルコール7%」と「高発酵技術」で、ノドにグッとくる力強い飲みごたえがありながら、すっきりとしたキレのある後味を実現。ビール大手4社が2015年以降に発売した通年新ジャンル商品と比較すると、高アルコールのチューハイ・サワー類からの流入割合が約2倍となっている。コストパフォーマンスの高さを求めて、高アルコールビール(以下、高アルビール)類への消費者の支持が高まっており、“ビール類にストロング領域”創造の兆しが見受けられる。
〈2〉アルコール度数の高い“ビール類”への期待の高さ
調査によると、「高アルコールのチューハイ・サワー類も飲むが、ビール類で高アルコール商品があれば飲んでみたい」と回答した人は全体の8割にのぼる。加えて「今年に入って高アルビール類を飲んだ」という回答は4割を超えている。
〈3〉CMの高評価
CM総合研究所による調査では、2月前期「商品にひかれた」銘柄別で2位(2,232銘柄中)に選ばれ、加えてYoutube でのCM再生回数も200万回を超えた。
〈酒類飲料日報 2018年2月27日付より〉
【関連記事】
・アルコール7%の「のどごしSTRONG」、「高発酵技術」でよりビールらしい飲み口実現
・〈第47回食品産業技術功労賞〉キリンビール ノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン 零ICHI」
・加速するキリンのクラフトビール戦略 「2021年までに市場シェア3%以上」
・「キリン氷結」年間販売数量が過去最高に、プラスは7年連続
・大型新商品「本麒麟」3月発売へ 麦系新ジャンルで柱を立てる―キリン2018年事業方針