インフュージョンカクテル導入、ワインはすべてビオ/OBICÀ MOZZARELLA BAR
「オービカ」は2004年、ローマにオープンしたフレッシュモッツァレラチーズをメインに提供するレストランで、イタリア国内10店舗、ロンドン5店舗、アメリカ5店舗を展開する。日本では2008年に、同社が六本木ヒルズ店をオープンし、今年で10周年を迎える。高輪店は国内5店舗目。
同店のオープンを皮切りに、全店のメニューを見直し、水牛乳100%のリコッタチーズや同ブランドクリエイティブシェフ アレッサンドロ・ボルゲーゼ氏が提案するメニューを導入。さらに、ワイン(白12種、赤14種、ロゼ2種)はすべて、ビオワインに切り替え、同店オリジナルの「インフュージョンカクテル」を新たに導入した。レモンを漬け込んだウォッカやセロリを漬け込んだジンなどを使ったオリジナルカクテル4種を「シグニチャーカクテル」として提供する。
「無添加・無農薬の食材を使った料理にあわせて、ビオワインを導入した。カクテルも、身体にやさしい野菜や果物をインフュージョンさせ、オリジナリティを出した」(同社)。
オービカCEO ダヴィデ・ディ・ローンツォ氏
17日には同店でお披露目会を実施。来日したオービカCEOのダヴィデ・ディ・ローンツォ氏は「モッツァレラは鮮度が命。週に3日空輸するフレッシュなモッツァレラは、日本で手に入る最高のクオリティだと自負している」とあいさつした。
ウエルカムドリンクは、「アペロール スプリッツ」(900円)を提供。華やかな色合いに注目が集まった。
シグニチャーカクテルのひとつ「ニルヴァーナ」は、セロリインフューズドジンに、サンジェルマンとソーダを加えたもの。「ジャルディーノ」は、チェリーとローズマリーをインフュージョンさせたジンにクランベリーとトニックを加えた。セロリやローズマリーなど、イタリアンに良く使われるグリーンな香りがポイント。料理とあわせて楽しみたいカクテルに仕上がった。共に850円。
〈酒類飲料日報 2018年4月19日付より〉
【関連記事】
・価格訴求から新価値提案へ「プレミアム」「産地」「新容器」 大手各社の提案相次ぐ ワイン市場変革の年になるか
・小規模店舗のワインセラー「ワインリスト堂島店」を関西初出店/エスクリ
・表参道にバー併設のイタリアワイン専門店 コンセプトは「ワインの探索」/モンテ物産