グッドデザイン賞2018、「久保田 雪峰」「アサヒスーパードライ」など選出

「久保田 雪峰」(左)、「アサヒスーパードライ」(右)
公益財団法人日本デザイン振興会は3日、同会が主催する今年の「グッドデザイン・ベスト100」「グッドデザイン賞」「ロングライフデザイン賞」を発表した。

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酒類では「グッドデザイン・ベスト100」には新潟県の朝日酒造が製造する「久保田 雪峰」が選出された。同商品は朝日酒造とアウトドア用品製造大手のスノーピークと共同開発した商品で、アウトドアで楽しめる日本酒として発売。同商品を評価した審査員は「久保田という日本酒界では確固たるイメージを持つブランドの世界観を壊さずに、新たなターゲットに向けた商品を非常に巧みに開発している。コラボレーション先の選択、状況に合わせた500mlという容量の選択もよく考えられており、ボトルそのものも非常に美しく、最低限のデザインと色で仕上げられていると思う」とコメント。

「グッドデザイン賞」には沢の鶴とヤンマーが共同開発した「X01」と、三重県の清水清三郎商店「作 インプレッション」の2商品が選出。

「ロングライフデザイン賞」にはアサヒビール「アサヒスーパードライ」が選出された。審査員は「1987年の発売で、社名ロゴ変更のCI に次ぎ社運を懸けた商品として発売されたものである。発売以来デザインを変えず、またコマーシャルのイメージも変えず、辛口ビールの市場を創出してきたデザインである。まさに“コクとキレ”を表現しており、新鮮さもアピールしてきたまさにトップブランドのロングライフデザインである。当時のCI とこのスーパードライの成功がアサヒビールを業界No.1に導いた」としている。

〈酒類飲料日報 2018年10月4日付より〉